スタッフによる冊子作成日誌
加工
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写真集製作の過程をご紹介「修正③用紙に合った表紙加工」
2017年09月19日
冊子作成日誌表紙加工写真集製作の過程をご紹介「リアルレポート」こんにちは、オリンピアの青木です。
今回で修正内容のご紹介をするのは最後。
テーマは「用紙に合った表紙加工」です。具体的なミスの内容をお話する前に、用紙と表紙加工をご説明した方がわかりやすいと思うので先に紹介させていただきます。
まず、用紙について。
用紙は大きく2つの種類があります。
①コート紙と②マットコート紙です。①コート紙は、ツヤがありツルツルした手触りの用紙です。
ぱっと明るい見た目の表紙になります。②マットコート紙は、ツヤのないしっとりとした手触りの用紙です。
上品な落ち着いた見た目の表紙になります。次に表紙加工について。
表紙加工にも大きく2つの種類があります。
①PP加工と②マットPP加工です。2つの加工の共通点は、表紙を丈夫にする働きがあること。
水に強く、インクがはがれるのを防いでくれるので冊子を長期保存したい方におすすめです!
どちらの加工方法も表紙を美しくしてくれますが、仕上がりは対照的です。- PP加工は、ツヤがあり色彩もより鮮やかになることが多いようです。
- マットPP加工は、ツヤがなく高級感のある仕上がりになります。
以上が、用紙と表面加工の復習です。
さて、最後に本題の私のミスについてです。
どういうミスをしたか、一言でいうと「注文間違い」をしました。
私は、写真集を丈夫で上品な見た目のものにしたかったので表紙をマットコート紙にし、表紙加工もお願いしました。けれど、その際に表紙加工を「マットPP加工」ではなく、「PP加工」と注文してしまったのです。
つまり、どういうことかと言うと…ツヤのない上品な印象を与える紙を選んだのにその上からツヤのあるフィルムを貼って用紙の質感を消そうとしていたんです…!
このまま印刷作業を進めていたら、意図していたデザイン真逆のものを作ってしまうところでした!
注意してくださった先輩に大感謝です!私の二の舞にならないよう、皆様は用紙や加工の特性をよく理解し、間違いがないかを確認してから注文することをおすすめします。
私も、これからは気をつけようと思います…。
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特別な冊子には特別な加工を〜印刷用語辞典・箔押し加工&PP加工編〜
2017年06月01日
冊子作成日誌加工箔押し皆さん、こんにちは。オリンピア印刷の藤原です。
早いもので、もう6月に突入しました。
6月は「ジューンブライド」といって、結婚式のシーズンですね。
私も今月、友人の結婚式に招待されていまして、ご祝儀袋を探しにお店に行ってきました。
結婚式用のご祝儀袋なんてどれも似たようなものかな、と思っていましたが、バラエティに富んだデザインのものが多く並んでいて、驚きました。
水引が紅白ではなく金銀だったり、袋にラメがほどこされていたり…。
キラキラしていてゴージャスな雰囲気が、お祝い事にピッタリで、「受け取る相手が喜んでくれるといいなー」、ウキウキしながら選べました。金銀がキラキラ…といえば、冊子に使われるこの加工をご存じですか?
タイトルと著者の文字が、シルバーに輝いています。
これは「箔押し加工」という加工オプションで、文字の金型を使い、銀色の箔を転写させているのです。
文字の部分だけが輝くので、インパクトがありながらも派手になりすぎず、表紙に高級感や品格を演出します。
こちらの写真のような追悼集の他にも、自分史や記念誌など、思い出を残す特別な一冊にうってつけです。なお、オリンピア印刷では、シルバーの他にゴールドの箔押し加工も受け付けています。
表紙の色との兼ね合いや、お好みに合わせて選べますよ!
文字数や面積によって価格は変わりますので、お気軽にご相談ください。他にも、表紙の見映えに関連する加工があります。
表紙に光沢感がありますね。
この表紙の加工は、「PP加工」といいます。「PP」とは、「Poly-Propylene Film(ポリプロピレンフィルム)」のこと。
印刷済の表紙に接着材を塗って、ポリプロピレンフィルムを圧着させて貼ると、こちらの写真の絵本のようなツヤツヤの表紙ができあがるんです。表紙の上からフィルムを貼って保護しているぶん、通常の表紙よりも耐久性がアップ。水に強くて汚れがつきにくいメリットがあります。
ちなみに、オリンピア印刷では、PP加工の他にやや光沢を抑えた「マットPP加工」にも対応しています。
箔押し加工とPP加工、どちらも冊子をよりバージョンアップする加工です。
長く残したい冊子や、大切な方へ贈るスペシャルな冊子には、特に好まれます。
皆さんも、冊子を作成する際には、ぜひ取り入れてみてくださいね。●問い合わせ先はこちら●
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・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
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営業時間:平日9時~18時まで(定休日:土・日・祝)
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オリンピア印刷のお客様相談室 【手で簡単に紙が切り離せる −ミシン目について−】
2016年09月13日
冊子作成日誌仕様オプションお客様相談室加工ミシン目皆さま、こんにちは。オリンピア印刷の石橋です。
今回で4回目となるお客様相談室です。
みなさんのお悩みが少しでもなくなるよう、これからも続けていきたいと思っています。では、【オリンピア印刷のお客様相談室の第四弾】今回は下記のお問い合わせをご紹介します。
「学校案内などの巻末につけるお問い合わせ用の返信ハガキにミシン目をつけたいのですが可能でしょうか?」
お問い合わせ、ありがとうございます。
ミシン目をつける加工は「もちろん可能です」!
切り取りたい箇所に細かい切り込みを入れることでハサミなどを使わなくても切り離すことができる、おすすめの加工。
となると、ミシン目がついているだけでも読者の方にとっては手間がはぶけるので返信率が上がる可能性があります。これがミシン目加工。カレンダーやチケットでも使われている加工です。
そのため返信ハガキだけではなく、クーポンやチケットなどにも活かすことができます。
例えばフリーペーパーの割引チケット部分にミシン目をつければ切り取ってすぐに使えるので割引チケットを使用する方も増えるのではないでしょうか。以上がミシン目加工についての説明になります。
「こんな紙や冊子にも、ミシン目加工を施せる?」など何か疑問がありましたらお気軽にご連絡くださいね。●問い合わせ先はこちら●
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あなたの知らない……特殊加工印刷の世界!バーコ印刷編
2015年11月19日
冊子作成日誌特殊印刷加工今日は、オリンピア印刷の橋本です。 関西は今日も雨がしとしと。
突然ですが「特殊加工印刷」ってご存じですか?
その名の通り、「特殊」な「加工」をほどこした「印刷」のこと。特殊加工印刷なら製作される冊子を、より印象的だったり、華やかだったり、あるいは、丈夫にすることもできるのです。
実際にするかしないかはさておき、知っておいて損はない印刷知識だと思いますので、数回にわたって代表的なものをご紹介したいと思います。
第1回目は「バーコ印刷」について!
うーん、変わった名前ですねぇ。この特殊加工は、熱によって膨らむ粉を印刷物に刷り込み、加熱することで部分的に盛り上げた特殊加工のこと。開発したアメリカの会社「バーコ社」が名前の由来だそうです。
え? そんな加工、見たことも聞いたこともない?
いやいや、名前はご存じなくても実は結構、多くの方が目にしている、つまりそれだけよく使われている特殊加工だと思いますよ。百聞は一見に如かず。
これがバーコ印刷です!いかがでしょう、ご覧になったことありませんか?
特徴は見ての通り、盛り上がった印刷部分。
これによって紙の上に凹凸が生まれ、表面の光沢がさらに見た目に変化を与えてくれます。用途としては、例えば、冊子の表紙、または名刺やメッセージカードなどいかがでしょうか。
見た目だけでなく感触も独特なので、他の冊子や名刺と差別化を図ることができますよ!
ちなみにバーコ印刷は、基本的に片面のみ印刷可能ですので、ご了承ください。では次回も、まだまだ奥深い特殊加工印刷の世界をご紹介したいと思います!
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