スタッフによる冊子作成日誌
- 2015年05月25日
- 冊子印刷で気になる「右綴じ」と「左綴じ」のヒミツ!?
オリンピア印刷の橋本です、こんにちは。
今日は夏日のようです。衣更えの前に夏日があるなんて…。
早く会社でも半袖が着たいですね。先日、お客様からこんなご質問がありました。
「パンフレットをつくる時は、右綴じと左綴じ、どちらがいいのでしょう?」と。確かに、実際に制作するとなると、今まで気に留めていなかったことが気になってきますよね。
ちなみに「右綴じ」と「左綴じ」の違いはこんな感じです。
では、実際問題どちらがいいのでしょうか?
その答えは……
どちらでも「自由」です。
綴じる方向で値段やつくり方が変わるわけではないので、自由に決めてください!……と言い切ってしまうと、今日のブログが終ってしまうので、もう少しご説明を。
自由であることは間違いありません。
でも冊子づくりにおいて「右綴じ」か「左綴じ」かを決めるセオリーがあるのも事実なんです。
ズバリそのセオリーとは
「本文がタテ書きか、ヨコ書きか」ということ!
本文がタテ書きであれば「右綴じ」の方が見やすく、ヨコ書きであれば「左綴じ」の方が見やすいのです。
なぜだか分かりますか?
これには文章を読む時の「目の動き」が関わっています。タテ書きなら下の写真の矢印のように、全体的に誌面の「右から左」へ目が動きます。
それなら、次のページへ進む時には右側にめくった方が自然ですよね。
ここで逆にめくると、目線が飛び、見にくくなってしまいます。タテ書きの誌面
ヨコ書きならもちろんその反対。
左側にめくっていった方が自然で、目線の動きにストレスがかからないのです。ヨコ書きの誌面
というわけで、基本的には「タテ書き=右綴じ、ヨコ書き=左綴じ」といわれています。
でもこれ、決してそうしなければならないというものでもありません。
実際、本屋さんで雑誌や書籍を見ていただければ分かると思いますが、左綴じの雑誌の中にタテ書きの部分があったり、その逆もチラホラ……。
中には1冊の本の中で日本語バージョンの右綴じ、裏をむければ、英語バージョンの左綴じという強者もいます。もともと日本語はタテ書きの文化なので「右綴じ・タテ書き」がほとんどでしたが、カタカナ語やローマ字の日常化、タイプライターやワープロといったアイテムの浸透などにより、次第にヨコ書きが増えていったようです。
英語と違って日本語はタテヨコどちらでも表現が可能ですから、ヨコ書きに対応できたんですね。
その結果、一冊の中でタテ書きとヨコ書きが同居することも珍しくなくなったようです。ぜひ一度、本屋さんでいろいろな雑誌や書籍を眺めてみて下さい。
タテ書きとかヨコ書きとかいろいろなレイアウトがあると思います。
その上で改めてご自身のつくりたいものをイメージしてみてください。
きっと、答えが浮かんでくるはずです。それでもどっちがいいか分からない、というお客様は遠慮なく弊社までご相談ください。
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