スタッフによる冊子作成日誌
- 2016年02月08日
- 表紙用紙について調べよう・補足〜プロジェクトO〜
皆さん、こんにちは。オリンピア印刷新人の藤原です。
前回は、表紙用紙を決定すべく、レザック・つむぎ・マーメイドを紙見本で比較。
見た目や手触りなどを比べた結果、俳句集の表紙にはつむぎをチョイスしました。
今回は表紙用紙について、補足のお話をいたします。まず、前回お見せしました、先輩が持っていたこちらの道具。
メーターのようなものが付いていますが…何をするためのものでしょうか?
ペーパーゲージ
ブラウンという色のせいか、なんだか猿の胴体のようなフォルムにも見えてきますが…。
しっぽもありますし。
怪訝な顔をする私の前で、先輩はおもむろにこの猿っぽい道具のしっぽ部分を握ります。そしてもう一方の手には紙見本が。
何が始まるんですかっ、と思って見守ると…。
紙をはさんで計測しています!
「こうすると、紙の厚さが測定できるんだよー」とのこと。おお、紙をはさんで厚さを調べるための道具だったんですね!
ペーパーゲージという名称でして、目盛は0.01mm刻みになっているそうです。
この画像に写っているレザック紙見本の厚さは0.30〜0.31mm、ということですね。…と、ここで画像にご注目ください。
この画像に写っているレザック紙見本に「215kg」とありますよね?オリンピアの公式サイトでも、用紙の厚さの単位は「kg」で表記されています。
「厚さの単位なのに、重さの単位で表されているのはどういうこと?」
と違和感をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますので、ちょっとご説明いたします。この「215kg」と表記されている単位は、「連量」と言いまして、四六判と呼ばれるサイズの原紙1,000枚ぶんの重さを示すものなんです。
縦×横のサイズも同じ、枚数も同じという条件で重さを測定すると、当然、厚みがある紙の方がより重い…ということになりますよね。
よって、重さが厚さの目安となるわけです。では、なぜわざわざkgで表すのか?理由としては、紙の厚さは温度や湿度で変わることがあるから、また、取引価格は重さで決まることが多いから…など諸々あるそうです。
お客様の中には、冊子や紙を持参して「これと同じくらいの厚さの紙で作りたいんですが…」と依頼される方もいらっしゃるので、そんな時にペーパーゲージで計測して、厚みの参考にするのだとか。便利ですねー。
もちろん、具体的に希望の厚さが決まっていない、という方にもぴったりのご提案をいたしますので、ぜひ、お気軽にご相談くださいね!
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