スタッフによる冊子作成日誌
- 2017年08月23日
- 写真集製作の過程をご紹介「冊子の製本方法と用紙を決定!」
- こんにちは!オリンピアの青木です。
今回は「冊子の製本方法と用紙」についてお話しします。
これが最後の写真集製作の作業ですので(やっとこさ!)
張り切って先輩社員Sさんに、お話を聞きに行きましょう!
青木(以下青)「こんにちは、Sさん。今回は冊子の製本方法と用紙について教えてください。」
先輩社員S(以下S)「分かりました。まず製本方法についてオリンピア印刷の冊子製作の資料『冊子づくりの手びき』を使ってご説明しますね。」
冊子の製本方法や用紙の種類、注文から発送の流れなど…冊子製作の基本情報が写真つきで掲載されています。
S「『冊子づくりの手びき』で紹介されている製本方法は「中綴じ」と「無線綴じ」の2つ。中綴じは、冊子の見開きの中心をホッチキス(針金)で留める方法です。無線綴じは冊子の背を接着剤(糊)で固める方法です。」
「冊子づくりの手びき」は、希望者さまに無料でお渡ししています。ご興味のある方はオリンピアのホームページよりお申し込みください。
中綴じは、ホッチキスで2カ所とめる製本方法。ページが開きやすいのが特徴です。
無線綴じは、背の部分を糊付けしてとめる製本方法。背表紙に文字を入れることも可能です。 中綴じで選べる基本仕様 https://www.sasshi-insatsu.com/saddle/ 無線綴じ(くるみ製本)で選べる基本仕様 https://www.sasshi-insatsu.com/softcover/
青「見た目が全然違いますね。」
S「見た目だけじゃなく、強度も違いますよ。」
青「どちらの方が丈夫なんですか?」
S「丈夫で長持ちするのは無線綴じです。価格は中綴じと比べて高くなってしまいますけど…。」
青「では、無線綴じは何度も見返したくなる思い入れが深い冊子に向いている製本方法なのでしょうか?『高価でも大切な冊子をつくるためなら構わない』と思われる方もいらっしゃるでしょうし。」
S「確かにそういう考え方もありますね。」
青「なら私は写真集を長く大切に持っておきたいので無線綴じにします。」
S「分かりました。次は、用紙を選びましょう。『冊子づくりの手びき』のP21からP29に紙見本がありますのでご覧ください。」
青「わぁ、いろんな種類の紙があるんですね。」
最も一般的な用紙、上質紙。
S「コピー用紙やノートなどによく使われます。資料やマニュアルなどの作成におすすめです。」
淡く黄色みがかった用紙、書籍紙。
S「名前の通り、ハードカバーなどの書籍によく使われる紙。俳句集や詩集、小説など文字中心の冊子におすすめの用紙です。」
光沢があり、ツルツルした手触りのコート紙。
S「発色が良く写真集や絵本、アルバムなど写真を多く掲載する冊子におすすめの紙です。」
コート紙と比べて光沢のない、マットコート紙。
S「こちらも写真をたくさん掲載する冊子に最適な紙です。コート紙と比べて光沢が抑えられているので落ち着いた印象を読者に与えたい場合に選ばれやすいようです。」
青「説明をありがとうございます。やはり写真集をつくるならコート紙かマットコート紙を使うのが良いんですよね?」
S「お客さまの中には写真をオシャレに見せたくて、あえてコート紙やマットコート紙以外の発色の落ちる紙を選ぶ方もいます。けれど読者にしっかりと写真を見て欲しいなら私はコート紙かマットコート紙をおすすめします。」
青「では、発色が美しく落ち着いた雰囲気がでるマットコート紙にします。」
S「分かりました。それでいきましょう。これで写真製作の作業は終了です。お疲れ様でした!」
青「ありがとうございます。写真集が完成したら、またブログにてご報告しますね。」
S「あ、何かトラブルがあった場合もぜひブログに書いてください。解決するまでの流れがお客さまの冊子製作の参考になりますから(笑)。」
青「分かりました(笑)。私の失敗がお客さまの役に立てるなら、嬉しいことです。何か問題があった場合もブログにて書かせていただきます。」
S「はい、よろしくお願いしますね」
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