スタッフによる冊子作成日誌

版下の製作について

皆さま、こんにちは。

さて今回は、実際にあったご依頼をもとに、ちょっと懐かしい印刷用語のお話をしたいと思います。
先日、とあるお客様から「小冊子をつくりたいのですが、版下からつくってもらえますか?」というご依頼がありました。

はい、これ。「版下」という言葉。何だか懐かしくないですか?

私もそれなりの年数、この印刷業界に身を置いていますが、久しぶりに聞きました。
一昔前なら版下なんて一日中、耳にしていましたが、死語になりつつありますよね。

読者の皆様はいかがでしょうか。
懐かしいなあと思われる方、それ以前に、版下ってなに?という方、さまざまだと思います。

 

ちなみに版下とは、印刷に使用する「版」をつくるための「製版」という工程で必要になる、いわば「元原稿」のこと。
これがないと版がつくれないため、当然、冊子の印刷ができないのです。

これが方眼紙に切り貼りされた版下(イメージですよ、イメージ!)になります。誌面の元原稿ということは、いわば設計図でもあり、発注者から現場への作業指示書の役割も備えていたのです。

これが方眼紙に切り貼りされた版下(イメージですよ、イメージ!)になります。誌面の元原稿ということは、いわば設計図でもあり、発注者から現場への作業指示書の役割も備えていたのです。

 

ではそんな大切な版下がなぜ聞かれなくなったのかというと、今はほとんどの場合データ化されているからです。
版下を入稿する、と言っていたのが今は、データを入稿すると言っていますよね。
イラストレーターなりワードなり、様々なソフトで製作したデータが現代の版下なのです。

 

オリンピア印刷でも、このデータによる入稿をお願いしております。
イラストレーターやワードでつくられたデータをPDFにして、つまり「完全データ」、もう触らなくていいデータとして入稿していただくようお願いしています。

 

と、いうことは…「版下からつくってもらえますか」という冒頭のご依頼、ごめんなさい、それは当社では対応していないんです。

もう触らなくていい、完全データという状態で入稿していただくことで、現在の価格をご提供できていますので、大変申し訳ありませんが、ご理解いただければと思います。

もし、価格がアップしても構わないから元原稿から製作して欲しい!というお客様がいらっしゃいましたら、当社と提携している、原稿作成から可能な印刷会社やデザイン会社をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

 


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2018年01月31日

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