スタッフによる冊子作成日誌
- 2017年07月12日
- 写真集製作の過程をご紹介「リアルレポート(キャプションについて)」
- こんにちは、オリンピアの青木です。
以前、写真集制作の作業は大きく2つあるとお話ししましたね。
- 写真を選定する
- 写真をワードに貼付け、その下にキャプションを挿入する
青木(以下青)「こんにちは、Sさん。写真を構成に合わせてワードに貼付けたので今回はキャプションについて聞かせていただきたいのですが…」
先輩社員S(以下S)「分かりました。まず説明を始める前に青木さんはキャプションが何かを知っていますか?」
青「写真や図などに添えられた説明文のことですよね?」
オリンピアブログ、《オリンピア印刷のお客様相談室 【自分史の前書きについて④「テーマ:感謝の気持ち」】》より抜粋。オレンジで囲んだ部分がキャプションです。
S「その通り。キャプションが違えば写真はもちろん、写真集自体の印象も変わるんですよ。」
青「すごく重要な役割を持っているんですね。キャプションは、どんな内容を書いたらいいのでしょうか?」
S「キャプションに『これを書かないといけない』という決まりはありません。ただ例として挙げるなら写真に対するコメントや補足情報を書くと良いのではないでしょうか。」
青「では逆に書かない方が良いことはありますか?」
S「写真を見たら分かることは、書かない方が良いかもしれませんね。…と言葉だけで伝えても分かりにくいので、下の写真をもとに3つのキャプションをつくって、具体的に説明します。」
さて、みなさんは下の①〜③のキャプションの中で、どれがこの写真に合っていると思いますか? ①生後2ヶ月頃の「まゆげ」。遊び疲れて寝てしまったようです。 ②不機嫌な時は、寝たフリをしてこちらを無視する猫の「まゆげ」。 ③可愛い子猫が気持ちよさそうに寝ているのを見ると癒されます。
S「好みもあるかもしれませんが写真に合っているキャプションは①と②。この2つは、内容は違いますが、どちらも写真から伝わる情報を補足しているからです。それに比べて③は、写真から得られる情報と同じものことが書かれています。そのため①と②と比べて、読者が受け取る情報が少なくなります。」
青「情報が少ないと、写真に感情移入がしにくくなりますね。」
S「その通り。例えば情報がたくさんあればこの猫はどんな猫で、どんな毎日を送っているのか…そんな想像をかき立てることに役立つのです。そうすると見知らぬ猫にも愛着が生まれてくる…かもしれません。」
青「つまりキャプションは、読者を引き込むフックをつくる、より詳しい情報を届ける…という意識でつくると良いのですね。」
S「そう。だから写真と同じような内容をキャプションで書くのはとてももったいないことなんです。」
青「なるほど、よく分かりました。この話を念頭に入れてキャプションを考えようと思います。」
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