スタッフによる冊子作成日誌
写真集製作の過程をご紹介「修正③用紙に合った表紙加工」
こんにちは、オリンピアの青木です。
今回で修正内容のご紹介をするのは最後。
テーマは「用紙に合った表紙加工」です。
具体的なミスの内容をお話する前に、用紙と表紙加工をご説明した方がわかりやすいと思うので先に紹介させていただきます。
まず、用紙について。
用紙は大きく2つの種類があります。
①コート紙と②マットコート紙です。
①コート紙は、ツヤがありツルツルした手触りの用紙です。
ぱっと明るい見た目の表紙になります。
②マットコート紙は、ツヤのないしっとりとした手触りの用紙です。
上品な落ち着いた見た目の表紙になります。
次に表紙加工について。
表紙加工にも大きく2つの種類があります。
①PP加工と②マットPP加工です。
2つの加工の共通点は、表紙を丈夫にする働きがあること。
水に強く、インクがはがれるのを防いでくれるので冊子を長期保存したい方におすすめです!
どちらの加工方法も表紙を美しくしてくれますが、仕上がりは対照的です。
- PP加工は、ツヤがあり色彩もより鮮やかになることが多いようです。
- マットPP加工は、ツヤがなく高級感のある仕上がりになります。
以上が、用紙と表面加工の復習です。
さて、最後に本題の私のミスについてです。
どういうミスをしたか、一言でいうと「注文間違い」をしました。
私は、写真集を丈夫で上品な見た目のものにしたかったので表紙をマットコート紙にし、表紙加工もお願いしました。
けれど、その際に表紙加工を「マットPP加工」ではなく、「PP加工」と注文してしまったのです。
つまり、どういうことかと言うと…ツヤのない上品な印象を与える紙を選んだのにその上からツヤのあるフィルムを貼って用紙の質感を消そうとしていたんです…!
このまま印刷作業を進めていたら、意図していたデザイン真逆のものを作ってしまうところでした!
注意してくださった先輩に大感謝です!
私の二の舞にならないよう、皆様は用紙や加工の特性をよく理解し、間違いがないかを確認してから注文することをおすすめします。
私も、これからは気をつけようと思います…。

(2営業日以内に回答します)
2017年09月19日