スタッフによる冊子作成日誌
無料で書籍や冊子の背表紙にタイトルを入れることができます!
皆さん、こんにちは。
さて皆さん。親の背中は子どもに見せるものですが、書籍や冊子の「背」は誰に見せるものでしょうか。
はい、もちろん読者の方々ですね。
背にタイトルが入っていないと、本棚に入った状態ではどんな冊子だったかわかりにくく、いちいち取り出して表紙を見ないと・・・
と、この説明を続ける前に、1点確認させてください。
書籍や冊子の背とは、どこの部分のことでしょうか?
この渋いタイトルの書籍を見本にしましょう。
キャプ)全610ページ、重さ(きっと)3kg(ぐらい)という存在感のある書籍を引っ張り出してきました!
さて、この書籍の背は①〜③のどれでしょうか?
わかりましたか?
はい、答えは②ですね。この部分を「背」、あるいは「背表紙」と言います。
印刷会社で働く我々にとっては誰もが知る基本知識ですが、意外と③を背と思われているケースがあるのです。
確かに、人間の体の感覚でいえば③は背中にあたりますからね。
でも正しくは、
①:表紙
②:背表紙
③:裏表紙
となります。だから正解は②です。
全部「表紙」なんですよね。
そして冒頭の話に戻ると、この背の部分にタイトルが書かれていないと、本棚に入った状態ではどんな冊子だったかわかりにくく、いちいち取り出して表紙を見ないといけません。
そこでお利用いただきたいのが、オリンピア印刷の「背表紙タイトル入れ」という無料サービスです。
せっかくなら背表紙にもタイトルを入れて、より目立つ、使い勝手の良い書籍・冊子にバージョンアップしてみませんか?
ただここで、2つ留意していただきたい点がございます。
まず背表紙のタイトルは、背の厚さ、つまり書籍・冊子の厚さが3mm以上ないと入れられません。
理由は単純にスペースの問題です。
3mm以下の背表紙に文字を入れると、表紙側や裏表紙側に文字がはみ出てしまうのです。
ちなみに、紙の種類では以下のような紙厚、およびページ数があれば背に文字を入れることができます。
紙質 | 紙厚 | 頁数 |
---|---|---|
上質紙 | 70kg | 60頁 |
90kg | 50頁 | |
110kg | 40頁 | |
135kg | 32頁 | |
コート紙/マットコート紙 | 90kg | 75頁 |
110kg | 55頁 | |
135kg | 47頁 | |
書籍紙 | 72.5kg | 60頁 |
90kg | 47頁 |
そしてもう一つが、無線綴じと上製本の場合しか入れられないということです。
なぜなら中綴じ製本では背ができないから。これ意外と見落とされがちなんですよね。
というわけで、背表紙への文字入れサービスについてご不明な点、ご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください!
お待ちしています。

(2営業日以内に回答します)
2018年05月01日