スタッフによる冊子作成日誌

これで精度が段違い!校正のコツ②

皆さん、こんにちは。オリンピア印刷の竹田です。
もうすぐゴールデンウィークですね。皆さんは休暇の予定はお決まりでしょうか。

今回も、校正の精度を上げるコツについてお話しします。
今回ご紹介する方法は…おっと、その前に、まずは挨拶がありますので、お伝えします。

 

「みさなま このブグロを 読んでくさだって まとこに あがりとうござまいす。これらかも どぞうよしろく お願いいしたます」

 

…読んでみて、違和感はありませんでしたか?
この挨拶文、実はところどころ、文字の順番が入れ替わっているんです。
文字が前後逆になっているのは、以下の赤字の部分です。

「みさなま このブグロを 読んでくさだって まとこに あがりとうござまいす。これらかも どぞうしろく お願いいしたます」

…ですが、意外と気づかず、すんなり読めてしまいませんでしたか?

 

実は、人の脳内には、多少の間違いがあっても「きっと、こういう内容だよね」と補完して理解する機能があります。
例えば、この挨拶文ですと、「みさなま」の「み」と「ま」、つまり、単語の始めの文字と終わりの文字を手がかりに、「みなさま」という単語が脳内で補完されてしまうんですね。

 

ですので、文章に何気なく目を通しているだけでは、このように誤字や脱字を見落としてしまいがちなんです。
そんなわけで、校正の精度を上げるには「文章や単語として読むのではなく、一字ずつに区切って読んでいく」という方法が有効なんです。

 

校正時は、「み/さ/な/ま/…」と、一字一字区切って印をつけながらと読んでいくと、間違いに気づきやすくなります。脳内補完に惑わされないよう気をつけて!

校正時は、「み/さ/な/ま/…」と、一字一字区切って印をつけながらと読んでいくと、間違いに気づきやすくなります。脳内補完に惑わされないよう気をつけて!

 

何を今さら…と思ってしまいがちですが、先程の挨拶文で文字が入れ替わっている箇所は、なんと10箇所!こんなに間違いがあってもつい読めちゃうんですから、いかに私たちが間違いに気づきにくいか…ということに気づけたのではないでしょうか(ややこしいですね・笑)。

 

脳内補完で「つい」間違いを見落としてしまわないよう、一字一字、きっちりと校正していきましょう。
次回も、校正の精度が上がるコツについてご紹介しますね!

 

 

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2017年04月24日

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