スタッフによる冊子作成日誌
冊子印刷で気になる「右綴じ」と「左綴じ」のヒミツ!?
冊子には「右綴じ」と「左綴じ」があります。冊子を表紙から見て、綴じの部分が右にくれば「右綴じ」左にくれば「左綴じ」です。
今回、その綴じ方にルールはあるのか?について紹介します。
⚫︎目次
右とじと左とじ、どちらがいいの?
タテ書きかヨコ書きか、本文のレイアウトによって決まる
ページ番号(ノンブル)を無料でおつけします。
先日、お客様からこんなご質問がありました。
「パンフレットをつくる時は、右とじと左とじ、どちらがいいのでしょう?」と。
確かに、実際に製作するとなると、今まで気に留めていなかったことが気になってきますよね。
右とじと左とじ、どちらがいいの?
まず「右とじ」と「左とじ」の違いはこんな感じです。
では、実際問題どちらがいいのでしょうか?
その答えは……
どちらでも「自由」です。
綴じる方向で値段やつくり方が変わるわけではないので、自由に決めてください!
……と言い切ってしまうと、今日のブログが終ってしまうので、もう少しご説明を。
自由であることは間違いありません。
でも冊子づくりにおいて「右とじ」か「左とじ」かを決めるセオリーがあるのも事実なんです。
タテ書きかヨコ書きか、本文のレイアウトによって決まる
ズバリそのセオリーとは
「本文がタテ書きか、ヨコ書きか」ということ!
本文がタテ書きであれば「右とじ」の方が見やすく、ヨコ書きであれば「左とじ」の方が見やすいのです。
なぜだか分かりますか?
これには文章を読む時の「目の動き」が関わっています。
タテ書きなら下の写真の矢印のように、全体的に誌面の「右から左」へ目が動きます。
それなら、次のページへ進む時には右側にめくった方が自然ですよね。
ここで逆にめくると、目線が飛び、見にくくなってしまいます。
ヨコ書きならもちろんその反対。
左側にめくっていった方が自然で、目線の動きにストレスがかからないのです。
というわけで、基本的には「タテ書き=右とじ、ヨコ書き=左とじ」といわれています。
縦書き(右とじ)の本
俳句集、短歌集、小説、自分史、追悼集など
横書き(左とじ)の本
論文集、会報・ニュースレター、テキスト、問題集、マニュアル、取説、報告書など
でもこれ、決してそうしなければならないというものでもありません。
実際、本屋さんで雑誌や書籍を見ていただければ分かると思いますが、左とじの雑誌の中にタテ書きの部分があったり、その逆もチラホラ……。
中には1冊の本の中で日本語バージョンの右とじ、裏をむければ、英語バージョンの左とじという両方が混在している場合もあります。
もともと日本語はタテ書きの文化なので「右とじ・タテ書き」がほとんどでしたが、カタカナ語やローマ字の日常化、タイプライターやワープロといったアイテムの浸透などにより、次第にヨコ書きが増えていったようです。
英語と違って日本語はタテヨコどちらでも表現が可能ですから、ヨコ書きに対応できたんですね。
その結果、一冊の中でタテ書きとヨコ書きが同居することも珍しくなくなったようです。
ページ番号(ノンブル)を無料でおつけします。
「右とじ」か「左とじ」かによって、変わるものがあります。それはページ番号(ノンブル)です。
多くのページ番号は、本の下、外側についています。
綴じ方が変わる場合、ページ番号が本の内側に入ってしまい見づらくなることがあります。
オリンピア印刷では無料でページ番号をつけるサービスを行っております。
一番大切なのは、お客様が「こうしたい!」と思い、ご納得されて冊子をつくること。
ご自身のつくりたいものをイメージしてみてください。
きっと、答えが浮かんでくるはずです。
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オリンピア印刷株式会社
2015年05月25日





























