スタッフによる冊子作成日誌

[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について―綴じ方編―

こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。

ようやく週末ですね。皆さまいかがおすごしでしょうか。

以前のブログでは、「上製本」と「並製本」の違いについてご紹介しました。

▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー

https://www.sasshi-insatsu.com/diary/

その中で、少〜しだけ「綴じ方」についてお話しました。
「無線綴じ」「あじろ綴じ」…など、耳慣れない単語が出てきて、 「え?え?何?」と思われたかもしれません。
そこで今回は「綴じ方」について簡単にお話しします!

綴じ方は、大きく分けると2種類。
接着剤を使う「無線綴じ」と、綴じ糸や針金を使う「有線綴じ」があります。

まず、無線綴じは背表紙の部分に、接着剤を塗って綴じる方法です。
がっちり綴じられるので、ページ数の多い冊子に使われることが多いです。

無線綴じの本を上から見た写真です。接着剤が見えますね。

無線綴じの本を上から見た写真です。接着剤が見えますね。

中でも、背の部分にスリットを入れて、接着剤をより深く浸透させる方法を「あじろ綴じ」と呼びます。

一方、有線綴じは、糸で綴じる「糸かがり(綴じ)」や 針金で綴じる「針金綴じ」があります。
さらに「針金綴じ」には、冊子を折って閉じた状態で 背の部分に上から針金を通す「平綴じ」と、 本を開いた状態で真ん中から針金を通す「中綴じ」があります。
見開きやすく、読みやすいのがメリットです。

こちらは中綴じ。ページ数の少ない雑誌などでよく見かけます。

こちらは中綴じ。ページ数の少ない雑誌などでよく見かけます。

並製本
(ソフトカバー)
無線綴じ 無線綴じ・
あじろ綴じ
「無線綴じ」は糸や針金を使わずに、背をホットメルト(接着剤)で綴じる方法です。
最も一般的な綴じ方です。
背にスリットを入れて接着剤をより浸透させ、強度をあげる方法を「あじろ綴じ」と言います。無線綴じとあじろ綴じは同じ見た目をしています。
無線綴じの図
有線綴じ 中綴じ 表紙と中身を重ねて開き、背になる部分を針金で綴じる方法です。
ページ数が少ないフリーペーパーやカタログによく用いられます。
中綴じ
平綴じ 背の端から5mm程度内側の部分を、針金やホチキスでとめる方法です。
中綴じ

上製本
(ハードカバー)
有線綴じ 糸綴じ
アジロ綴じなど
冊子の中身となる、本文を綴じた束(つか)を作り、束の上に芯となるボール紙に紙やクロスを貼った表紙をかぶせて、製本したもの
記念誌や写真集などによく使われます。
上製本(ハードカバー)

有線綴じと無線綴じ、どんな冊子をつくるのか、目的に合わせた使い分けをご提案いたしますので、お気軽にお問合せください。

▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
▶︎ 中とじで選べる基本仕様について詳しくはこちら

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2015年06月05日

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