スタッフによる冊子作成日誌
綴じ方
冊子の綴じ方について事例を元に説明いたします。
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冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
2015年06月01日
冊子作成日誌綴じ方タテ書き・ヨコ書きこんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ブログを更新してる最中に地震があり、ひやっとしました。
インターネットの画面とにらめっこしながら仕事をしているので、すぐに地震速報を調べました。
どうやら震度1だったようです。
ついつい先延ばしにしてしまいますが、やっぱり備えが第一ですね。ところで、以前のブログで、冊子の「右綴じ」と「左綴じ」の特徴についてご説明しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか。
覚えていない方は、こちらでご確認ください。▶冊子印刷で気になる「右綴じ」と「左綴じ」のヒミツ!?
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/基本的に「右綴じ=タテ書き、左綴じ=ヨコ書き」が適しているって結論でしたが、そうすると、「じゃあタテ書きとヨコ書きにはどんな特徴があるの?」
…って話になりますよね?
そこで、タテ書きとヨコ書きの特徴を2回にわたってご紹介したいと思います。まずは、タテ書きについて。
前回もお話ししましたが、もともと日本語はタテ書きの言語。
これは漢字文化圏の特徴です。一説によると、漢字は天から降ってきたものだから上から下へ書くようになったとも。
当時の人々にとって文字や言葉は、神様から贈られたと考えるほど大切なものだったのでしょうね。
(歴史好きとしては感慨深いお話です!)他にも色々な説があるようですが、事実、日本では伝統的にタテ書きが多く使われてきました。
現在では、新聞や小説、国語の教科書の本文のように、見た目に格式を持たせたい場合や、文章をしっかり読ませたい場合にタテ書きが多く使われているようです。
また、タテ書きで書かれた日本語はヨコ書きのものよりも文字が映え、美しく見えるのだとか。
この辺りでタテ書きの特徴をまとめますと、
●長文が読みやすい
●カッチリした雰囲気になる
●日本語がきれいに見えるオリンピアの製作事例では、
▶記念誌・社史・周年史
https://www.sasshi-insatsu.com/memento/▶俳句集
https://www.sasshi-insatsu.com/haiku/
といったところでしょうか。でもこの特徴や製作事例、あくまでもセオリーであってルールではありません。
実際、社史や会社(学校)案内といった、これまではタテ書が主流だった冊子もヨコ書きで製作されるケースが最近では増えてきています。
きっと、対象読者である社員や高校生たちがヨコ書きに見慣れてきているからでしょうね。ですから、ひとつの基準として参考にしていただければと思います。
では次回、ヨコ書き編に続きます!
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冊子印刷で気になる「右綴じ」と「左綴じ」のヒミツ!?
2015年05月25日
冊子作成日誌製本綴じ方タテ書き・ヨコ書きオリンピア印刷の橋本です、こんにちは。
今日は夏日のようです。衣更えの前に夏日があるなんて…。
早く会社でも半袖が着たいですね。先日、お客様からこんなご質問がありました。
「パンフレットをつくる時は、右綴じと左綴じ、どちらがいいのでしょう?」と。確かに、実際に制作するとなると、今まで気に留めていなかったことが気になってきますよね。
ちなみに「右綴じ」と「左綴じ」の違いはこんな感じです。
では、実際問題どちらがいいのでしょうか?
その答えは……どちらでも「自由」です。
綴じる方向で値段やつくり方が変わるわけではないので、自由に決めてください!……と言い切ってしまうと、今日のブログが終ってしまうので、もう少しご説明を。
自由であることは間違いありません。
でも冊子づくりにおいて「右綴じ」か「左綴じ」かを決めるセオリーがあるのも事実なんです。ズバリそのセオリーとは
「本文がタテ書きか、ヨコ書きか」ということ!本文がタテ書きであれば「右綴じ」の方が見やすく、ヨコ書きであれば「左綴じ」の方が見やすいのです。
なぜだか分かりますか?
これには文章を読む時の「目の動き」が関わっています。タテ書きなら下の写真の矢印のように、全体的に誌面の「右から左」へ目が動きます。
それなら、次のページへ進む時には右側にめくった方が自然ですよね。
ここで逆にめくると、目線が飛び、見にくくなってしまいます。ヨコ書きならもちろんその反対。
左側にめくっていった方が自然で、目線の動きにストレスがかからないのです。というわけで、基本的には「タテ書き=右綴じ、ヨコ書き=左綴じ」といわれています。
でもこれ、決してそうしなければならないというものでもありません。
実際、本屋さんで雑誌や書籍を見ていただければ分かると思いますが、左綴じの雑誌の中にタテ書きの部分があったり、その逆もチラホラ……。
中には1冊の本の中で日本語バージョンの右綴じ、裏をむければ、英語バージョンの左綴じという強者もいます。もともと日本語はタテ書きの文化なので「右綴じ・タテ書き」がほとんどでしたが、カタカナ語やローマ字の日常化、タイプライターやワープロといったアイテムの浸透などにより、次第にヨコ書きが増えていったようです。
英語と違って日本語はタテヨコどちらでも表現が可能ですから、ヨコ書きに対応できたんですね。
その結果、一冊の中でタテ書きとヨコ書きが同居することも珍しくなくなったようです。ぜひ一度、本屋さんでいろいろな雑誌や書籍を眺めてみて下さい。
タテ書きとかヨコ書きとかいろいろなレイアウトがあると思います。
その上で改めてご自身のつくりたいものをイメージしてみてください。
きっと、答えが浮かんでくるはずです。それでもどっちがいいか分からない、というお客様は遠慮なく弊社までご相談ください。
つくりたい内容、デザインイメージにあわせて、最適なアドバイスをさせていただきます。●問い合わせ先はこちら↓↓
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