5分でわかる冊子の作り方
ここでは、冊子をご注文される時に、事前に知っておいていただきたい印刷の知識と手順をご説明いたします。
冊子とは小型で薄い本のことで、一般的にはパンフレットやブックレットと同じ意味として使われます。
また、冊子といっても、論文・学会誌から取扱説明書、会報誌、報告書、絵本など用途は実にさまざまです。
冊子を印刷するまでに印刷会社に原稿を渡して、綴じ方、紙の種類、ページ数といった仕様を決めていく必要があります。
目的にかなった冊子を作成するための簡単な印刷知識をご紹介します。
ステップ1:原稿を作成しましょう
一般的に多い印刷用の原稿は、デザイナー向けのソフトであるAdobe社「イラストレータ」「インデザイン」で作成されたデータを「PDF」に変換して、印刷会社(ネットショップ)に送る方法です。
弊社では、ワードなどのOFFICEデータはもちろんのこと、紙原稿でもご入稿いただけます。
印刷会社によっては、OFFICEデータでご入稿いただいた場合、「変換手数料」がかかる場合が多いようですが、弊社では4ファイルまで無料となっております。
原稿を作成される際に、不安な点がございましたら、お知らせください。
作り方のポイントなどご説明させていただきます。
ご入稿いただけるデータ一覧
ご入稿いただける紙原稿一覧
ご入稿いただける紙原稿一覧
- プリントした用紙
- 手書き原稿
- データがない冊子
- 写真等、切り貼り原稿
ステップ2:冊子の外観を決めましょう
製本方法を決めましょう
- 無線綴じ(くるみ製本)
印刷した用紙を束ね、のりを塗布して表紙を貼付ける製本方式です。 強度が高いためページ数の多い冊子に向いており、文庫本や雑誌などによく使われています。
- 中綴じ
4 ページ分を2 つ折し、重ねて真ん中をホチキスで2 か所止めする製本方法です。4 ページ分が1 セットとなり、必然的に冊子のページ数は4 の倍数となります。 主に64 ページ以下の冊子に用いられます。
- 上製本(ハードカバー)
上製本はハード カバーとも呼ばれ、作りが丈夫なので長期保存に最適。布や革を表紙の素材として利用することもあり、高級感があり、外観を立派にしたい場合に適しています。主に記念誌や絵本、写真集などに用いられます。
仕上がりサイズを決めましょう
冊子のサイズは用途や好みによりさまざまですが、 よく使われるものとして
A4(210×297mm)… 報告書・論文集・写真集など
B5(182×257mm)… 広報誌・ノートなど
A5(148×210mm)… 俳句集や配布用の小冊子など
※変形サイズの本(正方形の本など)や横長の製本にも対応しています。
その他、B6(128×182mm)、新書・文庫サイズなどもあります。
どのサイズを選んでも間違いではありませんので、上記を参考にお好みでお選びください。
原稿はA4サイズで作ってしまったけれど、仕上がりはB5サイズで製本したい」といったご要望も、弊社なら無料で承ります。
ページ数の換算方法
冊子は、表紙(裏表紙含む)と本文にわかれています。
表紙のページ数は、「ページ数」に含めず、換算いたします。
-
●両面印刷の場合
1枚の用紙で、裏表2ページ
換算となります。 -
●片面印刷の場合
1枚の用紙で、表1ページ
換算となります。
※中綴じ冊⼦は製本の形式上、ページ数が4の倍数でなければなりません。
ステップ3:紙を選択しましょう
表紙の用紙を決めましょう
表紙の印刷が、モノクロ印刷かカラー印刷かで選べる用紙が異なります。
モノクロ印刷は、色がついた用紙、カラー印刷の場合は、白い用紙が基本となります。
表紙の厚さは、製本方法と本文の厚さとの関係によってほぼ決まります。
●モノクロ印刷に最適な用紙
-
レザック
「レザーライク=革のような」という意味があります。高級感と暖かみを感じさせるエンボスペーパーです。
詳しくはこちら -
色上質
模様がなく平滑な紙質で汎用性もあり、その名のとおり色つきの上質紙です。
詳しくはこちら -
つむぎ
日本独特のつむぎ織りのパターンを表現している、布のような柄の和風用紙です。
詳しくはこちら -
マーメイド
表面が少し凸凹していています。人魚のさざ波という意味の通り、さざ波模様になっていて手触り感があります。
詳しくはこちら
-
上質紙
最も一般的な用紙で、白色度が高い用紙です。文字がメインの冊子や、書き込むタイプの冊子におすすめです。
詳しくはこちら
●カラー印刷に最適な用紙
本文の用紙を決めましょう
どの用紙を選んでいただいても、カラー印刷とモノクロ印刷に対応しております。