スタッフによる冊子作成日誌
超入門!イラストレーター入稿ガイド:第2回 塗り足し
こんにちは!オリンピア印刷の橋本です。
3月に向け、冊子が混み合う時期となりました。
さて、イラストレーターを使って冊子のデータをつくりたい!という方のための「超入門!イラストレーター入稿ガイド」。
第2回目のテーマは「塗り足し」です。
まずは下の完成イラレデータ(イラストレータのデータ)をご覧ください。
いかがでしょう? このチラシのデータ、一見問題もないように見えますが、このまま入稿するとなるとちょっと問題があるのです。
それは「塗り足し」がないから!
どういうことかといいますと、印刷用のデータは、背景を裁断位置より上下左右ともに3mm程度大きくつくらないといけないのです。
実際に見てみましょう。
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①
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②
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入稿データとしては②の、トリムまで背景を敷いた「塗り足しアリ」が正解なのです。
なぜこんなことをする必要があるのかというと、チラシや冊子などの印刷物は、刷った後に紙を裁断するのですが、①のように裁断する線ギリギリまでしか色を敷いていないと、ほんのわずか、0.数ミリ裁断がズレただけでも、元(下)の紙の色が見えてしまうからなのです。
つまりはこういう感じ。
いかがでしょう。分かりやすくするために黄色で示しましたが、塗り足しがされていないと、こんな風に紙(の色)が見えてしまう可能性があるんです。
せっかくつくったのに、こんなことになってしまったらもったいないですよね。
というわけで、四隅に色を敷く場合は、必ず各辺、3mmずつ、塗り足しをしておきましょう!
●超入門!イラストレーター入稿ガイド————————————–
イラストレーターを使って冊子のデータをつくりたい!という方のための「超入門!イラストレーター入稿ガイド」。
全6回シリーズです。
第6回 「グレースケール」
第5回 画像の配置〜埋め込み画像編
第4回 画像の配置〜リンク画像編
第3回 文字切れ
第2回 塗り足し
第1回 アウトライン化
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オリンピア印刷株式会社
2017年01月24日