スタッフによる冊子作成日誌


冊子印刷のオリンピアスタッフが冊子についての、基本知識からウラ話、日々の出来事をつづっています。

版下の製作について
2018年01月31日
冊子作成日誌

皆さま、こんにちは。

さて今回は、実際にあったご依頼をもとに、ちょっと懐かしい印刷用語のお話をしたいと思います。
先日、とあるお客様から「小冊子をつくりたいのですが、版下からつくってもらえますか?」というご依頼がありました。

はい、これ。「版下」という言葉。何だか懐かしくないですか?

私もそれなりの年数、この印刷業界に身を置いていますが、久しぶりに聞きました。
一昔前なら版下なんて一日中、耳にしていましたが、死語になりつつありますよね。

読者の皆様はいかがでしょうか。
懐かしいなあと思われる方、それ以前に、版下ってなに?という方、さまざまだと思います。

 

ちなみに版下とは、印刷に使用する「版」をつくるための「製版」という工程で必要になる、いわば「元原稿」のこと。
これがないと版がつくれないため、当然、冊子の印刷ができないのです。

これが方眼紙に切り貼りされた版下(イメージですよ、イメージ!)になります。誌面の元原稿ということは、いわば設計図でもあり、発注者から現場への作業指示書の役割も備えていたのです。

これが方眼紙に切り貼りされた版下(イメージですよ、イメージ!)になります。誌面の元原稿ということは、いわば設計図でもあり、発注者から現場への作業指示書の役割も備えていたのです。

 

ではそんな大切な版下がなぜ聞かれなくなったのかというと、今はほとんどの場合データ化されているからです。
版下を入稿する、と言っていたのが今は、データを入稿すると言っていますよね。
イラストレーターなりワードなり、様々なソフトで製作したデータが現代の版下なのです。

 

オリンピア印刷でも、このデータによる入稿をお願いしております。
イラストレーターやワードでつくられたデータをPDFにして、つまり「完全データ」、もう触らなくていいデータとして入稿していただくようお願いしています。

 

と、いうことは…「版下からつくってもらえますか」という冒頭のご依頼、ごめんなさい、それは当社では対応していないんです。

もう触らなくていい、完全データという状態で入稿していただくことで、現在の価格をご提供できていますので、大変申し訳ありませんが、ご理解いただければと思います。

もし、価格がアップしても構わないから元原稿から製作して欲しい!というお客様がいらっしゃいましたら、当社と提携している、原稿作成から可能な印刷会社やデザイン会社をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。

 


「まずは相談から」「電話で見積依頼したい」という方もお気軽にお電話ください。冊子印刷の専任スタッフが対応いたします。0120-55-8637受付時間:月から金 10:00から19:00「冊子印刷の件」とお申し付けください。

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オリンピア印刷で注文の多い冊子トップ3〜上製本編〜
2018年01月24日
冊子作成日誌

皆さん、こんにちは。

 

今回は前回に引き続き、オリンピア印刷で過去1月から3月にかけてどんな種類の冊子が多く注文されたのかを、製本方法ごとに分けてご紹介します。

 

今回は「上製本部門」のトップ3を発表します。

まず3位は、「記念誌・社史」。
記念として作られる冊子ですので、しっかりした表紙の上製本が好まれるようです。
さらなる高級感を出すために、表紙には重厚感のある布ばり製本に箔押し加工がよく用いられます。
また、長期保存に向いた、ケース付きのオプションも喜ばれています。

 

続いて2位は、「絵本」。
デザイナーの方や、美術系の学生の方から特に人気です。
PP加工とカラー印刷を施した表紙での注文が多く、変形サイズを希望するお客様も他のジャンルに比べて目立ちます。

 

そして1位は、「論文」。
表紙の加工は、黒レザーに箔押しでタイトルを入れるパターンが多い傾向にあります。
論文は、無線綴じ部門でも上位だったジャンルですが、毎年、年度末の時期に注文が増えることもあり、1位となりました。
比べて、2位の絵本や3位の記念誌・社史は、季節を問わずご注文いただいております。

 

もちろん、上記のジャンルの冊子以外のさまざまな冊子の注文も承っています。
お気軽にお問い合わせください。

 


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製作と制作
「制作」と「製作」の違いとは?正しい言葉を使うことで、社内報や会社案内などのクオリティを上げられます!
2018年01月22日
冊子作成日誌豆知識

制作と製作の違いバナー

こんにちは。オリンピア印刷です。

さて皆さん、突然ですが、

「製作」と「制作」の違いをご存じですか?

どちらも「ものをつくる」という意味でしょ、って?

正解です!
正解なのですが……実は意味が少し異なります。

辞書によりますと、

  • 制作

    【制作】

    芸術作品をつくり出すこと
    演劇・映画・放送番組などを企画立案し
    つくること

  • 製作

    【製作】

    機械・道具などの物品をつくること

【制作】芸術作品をつくり出すこと
    演劇・映画・放送番組などを企画立案しつくること
【製作】機械・道具などの物品をつくること

と書かれています。

平たく言えば「制作」は「クリエイティブなものを自分の思う通りにつくる」ことで、「製作」は「実用的なものをつくる」という意味なのです。

これを冊子づくりの過程にあてはめてみると、文章やキャッチコピー、テーマに関する企画立案などは、お客様が「制作」され、その原稿をいただいて製本・印刷といった「製作」を行うのがオリンピア印刷となる訳ですね。

 

なぜ突然こんなお話をしたのかと言いうと、オリンピア印刷では、社内報や会社案内、または販促用の小冊子やリーフレットといった、法人様の印刷物を多数、承っています。

そしてこのブログでは、印刷の基礎知識や、当社のサービス内容の詳細などをお伝えすることで、皆様の冊子づくりのヒントにしていただいてきました。

 

その一つとして、冊子の見た目や内容だけでなく(それも大事ですが!)、文字や言葉にもこだわってみませんか?というお話です。

特に企業様が発行される社内報や会社案内などに、誤字や脱字、意味の違う使われ方をした言葉が書かれていたら、イメージにも影響しかねません。

 

という訳で、これからも、社内報や会社案内、記念誌などで使われそうな、そしてよく間違われそうな言葉を随時、紹介していきたいと思います。

似ている言葉を正しく使い分けできていなかったり、何気なく使っている言葉が実は本来の意味と違っていたり……そんなことって結構あるんですよ!

では、おまけのもう1問!この言葉の意味の違いが分かりますか?何となく分かっているようで、明確に答えられる方は少ないんじゃないでしょうか?

「製品」と「商品」

カッチ…
カッチ…
カッチ…
カッチ…

はい、では正解です!

【製品】製造された品物のこと
【商品】商売のための品物のこと

どちらも読んで字のごとくって感じですが、ということは「製品」は「商品」の中に含まれているんですね。

そして、この言葉を再び冊子づくりの過程にあてはめてみると、オリンピア印刷の工場で印刷・製本された冊子は「製品」。
それをお客様のもとに配送したら「商品」になる訳ですね。

 

言葉の間違いなんて私はしない!と思っているご担当者様にこそ読んでほしい!
法人様が発行する冊子のクオリティを、言葉の面からアップさせるための、ちょっとしたヒントでした。


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参考書、テキスト、問題集などの印刷も承っています!
オリンピア印刷で注文の多い冊子トップ3〜無線綴じ編〜
2018年01月17日
冊子作成日誌

皆さん、こんにちは。

 

オリンピア印刷では、よくお客様から
「どんな冊子をつくっているの?」「注文数が多いのはどんなジャンルの冊子?」
と質問が寄せられます。

その参考として、今回から数回に分けて
オリンピア印刷で過去1月から3月に注文があった冊子のジャンルトップ3を、
「無線綴じ」「中綴じ」「上製本」の3つの製本方法ごとにご紹介します。

 

今回は、「無線綴じ部門」トップ3の発表です。

まず3位は、「テキスト・問題集」です。
学習塾や講座、セミナーなどで使用することが多いため、年度開始に先んじてこの時期に注文が増えるジャンルです。

 

続いて2位は「卒業文集」です。
卒業文集は文字通り、卒業のシーズンに配られる冊子ですので注文が届くと「今年ももうこの季節か…」と感じられる風物詩のような存在です。

 

そして栄えある1位は、「学会誌・論文」です。
学会の開催が多い春に合わせて、毎年注文が集中します。

 

このように、1月から3月における無線綴じ部門の注文トップ3は、年度末という時期の特長が大きく反映された結果となりました。
オリンピア印刷では、上記のジャンルの冊子の他にもさまざまな冊子の注文を承っています。

お気軽にお問い合わせください。

 
▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
 


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社外に配布する冊子は、言わばその会社の顔。社内に配布する冊子は、大切なコミュニケーションツール。見やすく、美しい冊子がつくれるよう、オリンピアのスタッフにお手伝いさせてください。
企業さま向けの冊子の仕様をご紹介「まとめ」
2017年12月26日
冊子作成日誌

皆さま、こんにちは。

これまで3回にわけて企業さまが選びやすい用紙を同じく3回に分けて綴じ方をご紹介しました。

まず用紙は落ち着いた白色紙で、文字の多い印刷や書籍に適している「上質紙」。
コストを抑えたい場合の表紙用の紙としておすすめの「色上質紙」。
発色が美しく写真やイラストを掲載する時によく選ばれる「コート紙・マットコート紙」。
独特の風合いを持つ表紙向きの「レザック」。

上記の4つについてお話ししました。

 

次に綴じ方は、

背の根本までしっかりと広げられる「中綴じ」。
ページ数が多めの冊子制作に向いている「無線綴じ」。
表紙が皮や布にもでき、高級感のある「上製本」。

上記の3つについてお話ししました。

 

このように、目的やコストに応じて様々な用紙と綴じ方があります。
コストや見た目、運びやすさなど企業さまごとに重視している点は異なる場合もあるでしょう。
もし、用紙や綴じ方に迷われた場合はお気軽にスタッフまでご相談くださいね。

 

社外に配布する冊子は、言わばその会社の顔。社内に配布する冊子は、大切なコミュニケーションツール。見やすく、美しい冊子がつくれるよう、オリンピアのスタッフにお手伝いさせてください。

社外に配布する冊子は、言わばその会社の顔。社内に配布する冊子は、大切なコミュニケーションツール。見やすく、美しい冊子がつくれるよう、オリンピアのスタッフにお手伝いさせてください。

 


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会社の歴史をまとめた冊子は「記念誌」?「社史」?「年史」?その違いをお教えします!
2017年12月20日
冊子作成日誌記念誌

こんにちは。オリンピア印刷の小島です。
今年も残りあとわずかとなりましたね。

オリンピア印刷はネットショップではありますが、日々お客様のご質問に電話でお答えしています。

 

例えば、先日はこんな質問をいただきました。

 「会社の歴史を冊子にまとめたいと考えていますが、この場合、冊子の名称は記念誌になるのですか?社史になるのですか?」

ふむふむ。確かに、企業や組織の歴史をまとめた冊子は、「記念誌」とも呼ばれるし、「社史」と呼ぶ場合もありますね。

 

そして、その違いを明確にご存じの方はあまりいらっしゃらないと思います。
なぜなら、その違いに明確な線引きをすることが実は難しいからです。

つまり、「記念誌」や「社史」、加えて「年史」という名称もありますが、いずれの場合も内容に関してはさほど違いがないのです。

どの冊子も、企業や組織の節目の年、あるいは何らかの記念すべきタイミングに、自らの歩みを振り返ったり業績をアピールした内容のものですからね。

ただ、「さほど」違いがない、ということは「ちょっと」は違いがあるということ。
その少しの違いが、それらの名称の違いに関係しているので、簡単にご説明したいと思います。

 

 まずは「年史」。
これは企業や学校などの組織が、スタートしてから区切りのよい年に、それまでの軌跡を振り返って発行する冊子の名称です。

そのためタイトルは「00周年史」あるいは「00年史」などとされることが多いですね。   

そのためタイトルは「00周年史」あるいは「00年史」などとされることが多いですね。

 

次に「社史」は、読んで字の如く「会社の歴史」を掲載したものです。
なので、企業が発行したものに限られます。

この社史は、年史と同じく「設立00周年」とか、「創立00周年」といった区切りのよい年につくられる他、「代表者の交替」や、あるいは「上場を記念して」などなど、様々なタイミングでつくられています。

つまり、「年」史ではないので、どんなタイミングでつくっても問題ないし、逆に、ちょうど00周年というタイミングでつくられれば、「社史」とも「年史」とも呼べるのです。

 

最後に「記念誌」。
これは、企業や学校組織が何かを記念してつくる冊子です。

何らかの業績を称えたり、何周年という区切りを祝ったり、あるいは関係者の受賞を寿いだり、様々な動機でつくられる冊子を包括した、一番意味の広い冊子といえるでしょう。

社史や年史との一番の違いは、「史」とついていないことから分かるように、特にそれまでの歩みを振り返った内容でなくても問題ないということです。

 

以上が、「社史」「年史」「記念誌」の違いに関する簡単な説明でした。

ではここで、冒頭の質問を振り返ってみましょう。
「会社の歴史を冊子にまとめた場合、冊子の名称は記念誌ですか?社史ですか?」という質問でしたね。
もうお気づきだと思いますが、これだけの情報では正確にはお答えできません。

実際私も、「その冊子は、御社の節目の年に発行される予定でしょうか?」とお聞きしました。

すると「来年の創立30周年を記念してつくりたいのです」とのこと。

はい、これでもう分かりましたね。

 

「会社」の「創立30周年」を「記念」してつくられる「歴史を振り返った」冊子は、「社史」でもあり、「年史(周年誌)」でもあり「記念誌」でもあるのです!

ですので、あとはお客様のご意向次第。

「これまでの30年の歴史」という部分にスポットを当てた内容にするなら「社史」「年史(周年誌)」に分類されるでしょうし、来年の「創立30周年」を祝う内容が主ならば、「記念誌」の方がフィットするかもしれません。

 

いかがでしょう。
冒頭で「明確な線引きが難しい」、「さほど違いがない」とお伝えした理由がお分かりいただけましたでしょうか。

このように、それぞれの範疇が重なりあっているため、内容や見方によって名称は変わってしまうのです。

 

よくいただくこの質問、電話やメールでご説明することに若干の難しさを感じていたため、こうして文章でまとめてみました。

こうした質問以外にも、記念誌や社史をつくりたいとお考えのご担当者様は、ぜひ一度オリンピア印刷にご相談ください。
初めての方でも、ご納得いただける冊子を製作できるよう、しっかりサポートさせていただきます。

 


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企業さま向けの冊子の仕様をご紹介「企業さまがよく選ぶ冊子の綴じ方③」
2017年12月19日
冊子作成日誌

皆さま、こんにちは。

 

前回、企業さまが選ぶ冊子の綴じ方、「無線綴じ」についてお話しました。
「無線綴じ」は、本文の背にのりをつけて、表紙で包むようにしてとめる製本方法です。

第三回目は、「上製本」についてご紹介します。

 

「上製本」は、「無線綴じ」と同じように本文の用紙を表紙で包むように綴じる製本方法です。
しかし、背をのりではなく糸で綴じ、別仕立ての厚めの表紙を使います。

 

上製本は、ハードカバーとも呼ばれます。

上製本は、ハードカバーとも呼ばれます。

 

上製本の長所

・他の製本方法よりも高級感があります。
・表紙の素材に布や皮を使用することができます。
・糸でしっかりと留めるので、本文の用紙が抜け落ちにくく丈夫です。
・表紙が本文の用紙より大きいことが多く、冊子の中が汚れること避けられます。

 

上製本の短所

・他の製本方法よりも、製作費用がかかります。
・他の綴じ方と比べ工程が多いため、製作日数がかかります。
・重くかさ張るために持ち運びが不便です。

以上が大まかな上製本の長所と短所です。

 

上製本は、丈夫なので長期保存したい冊子に最適の綴じ方。
また重厚感があるため、個人的には記念誌などをつくる時におすすめしたい製本方法です。

反面、製作費用が高価で重くてかさ張り持ち運びが不便ですので、自らの手で冊子をお取り引き先に渡しにいかなくてはいけない…という場合は少し大変かもしれません。

 

上記の点を踏まえ、上製本で冊子を製作するかをご検討いただけたらと思います。

 


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赤く囲っている部分をのりで留めています。
企業さま向けの冊子の仕様をご紹介「企業さまがよく選ぶ冊子の綴じ方②」
2017年12月12日
冊子作成日誌

皆さん、こんにちは。

 

前回、企業さまが選ぶ冊子の綴じ方、「中綴じ」についてお話しました。
「中綴じ」は用紙を二つ折りにし、折り目の部分をホッチキスで留める綴じ方のことです。

 第二回目は、予告通り「無線綴じ」についてご紹介します。

「無線綴じ」は、糸や針金を使わず、本文を表紙で包み、背を糊で固める製本方法です。

赤く囲っている部分をのりで留めています。

赤く囲っている部分をのりで留めています。

 

無線綴じの長所

  • 強度が強く、長期保存に適しています。
  • 前回ご紹介した中綴じに比べて高級感が出せます。
  • 中綴じよりもページ数の多い冊子をつくることができます。
    (中綴じは64ページまで、無線綴じは638ページまで対応可)

 

無線綴じの短所

  • 製本の構造上、ノド付近が隠れてしまうので、見開きデザインの絵本などは不向きです。
  • 背部分にのり付けして、綴じるためページ数が少ない冊子には向きません。

 

以上が大まかな無線綴じの長所と短所です。

 

無線綴じは、中綴じと比べて、ページ数が多く高級感のある冊子をつくるのに向いています。
ただ、背をのりで留めるためにノド(=本の綴じ側部分)を根本まで開くことが出来ません。
見開きに渡るようなデザインの場合は、ノド付近の文字・絵柄が見えなくなる可能性があります。
(ページ数や本文の用紙によって、ノド部分の開き具合も変わってきます。)
無線綴じで冊子を製作する場合は、上記のことを念頭に入れてご検討くださいね。

 

次回は、上製本についてお話しします。
乞うご期待!

 
▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
 


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ウェブ上の画像は箔押し加工の元データとして使えるの?
2017年12月10日
冊子作成日誌箔押し

こんにちは。オリンピア印刷の野田です。

オリンピア印刷では、記念誌や社内報、自分史をはじめさまざまな冊子を製作しています。
最近は冊子に箔押し加工をしたいという企業様が増えてきました。

ちなみに箔押しとは、この冊子の「タイトル+その周りの部分」に使われている印刷加工のことです。

タイトルがキラっと光っているだけで、冊子が豪華にバージョンアップしますね。

タイトルがキラっと光っているだけで、冊子が豪華にバージョンアップしますね。

 

この加工について、よくお客様からお電話にて「箔押し加工をお願いする際のポイントを教えて!」などのご相談をよくいただくので、ここで簡単にご紹介したいと思います。

例えば、先日とある企業様から、こんな質問がありました。

「自社のウェブサイトに掲載している画像を箔押し加工の元データに使うことは可能ですか?」

これは一概に「可能です」とも「不可能です」と答えられない質問です。
なぜなら、その元データの画質の粗さ(解像度)が分からないからです。

 箔押し加工をするための金型をつくるには、画質のきめが細かい(解像度が高い)データが不可欠です。

 

例えば、下の2本の斜線をご覧ください。
左は画質が粗く、右は画質がきめ細かい画像になります。

 

左の斜線のように、画質が粗いと輪郭がぼやけてしまい、金型をつくる元データとしては使えないことが多いのです。

左の斜線のように、画質が粗いと輪郭がぼやけてしまい、金型をつくる元データとしては使えないことが多いのです。

 

そして、ウェブ上の画像は、左の斜線のように、画質が粗いデータである可能性が高いのです。

 

とは言え、もちろんウェブ上の画像が絶対に画質が粗い訳ではありません。
時々、とっても画質の良い、きめが細かい画像もアップされています。

 

つまり!「ウェブ上の画像を元に、箔押し加工したい」と思った方は
まずオリンピア印刷に画像を送付の上、ご相談ください!ということです。

 

実際に画像を拝見した上であれば、箔押し加工に使えるかどうか正確な回答をお伝えすることができますからね。

 

この他にも、箔押し加工の元データには、

・元データはモノクロ(白黒)で、とか

・線や絵柄の輪郭がくっきりしたものがベター、とか

・細かい文字や絵柄は潰れる可能性もある、などなど…

様々な注意事項があります。

 

ですので、この画像は、箔押し加工ができるのかな?と疑問に思われた方はお気軽にオリンピア印刷スタッフのお尋ねくださいね。
上記を含め、箔押し加工をするための注意点をお伝えいたしますよ。

 

今回、ウェブ上の画像を元に箔押し加工ができるかをお話ししました。
ただ本来、箔押しの原稿として最適なのはIllustratorで作られたデータ。

そのためお持ちの方はIllustratorで原稿を作成することをお勧めいたします。

 


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溜まりがちなCDやDVD。盤面が印刷されていると、内容がすぐに分かって探しやすく便利ですね!
オリンピア印刷のおすすめ!CD・DVD付き冊子③
2017年12月05日
冊子作成日誌

皆さん、こんにちは。

今回も前回に引き続き、CDやDVDを冊子に付けるオプションについてお話しします。

 

溜まりがちなCDやDVD。盤面が印刷されていると、内容がすぐに分かって探しやすく便利ですね!

溜まりがちなCDやDVD。盤面が印刷されていると、内容がすぐに分かって探しやすく便利ですね!

前回は、オリンピア印刷では作成した冊子に付けるCDやDVDの複製を承っている、とご紹介しました。
オリンピア印刷では、CDやDVDの複製費用に、盤面印刷の費用も含まれていて、あわせて承っているんです。

 

盤面の印刷は2種類ありまして、複製方法をコピーにするかプレスにするかで異なります。
コピー複製ですと、インクジェット4色印刷になります。
プレス複製ですと、シルク2色印刷になります。
2色の掛け合わせは、弊社で用意しております色見本からお選びいただけます。

 

以下のページに詳しく掲載していますので、ぜひご参照ください。

https://www.sasshi-insatsu.com/pdf/colorguide.pdf

 

どちらの場合も、盤面データはイラストレーターでご支給ください。
イラストレーターでのご支給ができない場合は、イラストレーターへの変換費用が別途かかります。

変換費用は、
テキストのみのシンプルなレイアウトですと1,000円(税別)、
ポイント、もしくは全面印刷のレイアウトですと3,000円(税別)ですので、
ご了承ください。

 

他にも、「こういうデザインは印刷できるの?」
「こんな色で印刷してほしいんだけど…」など、
ご質問やご要望がありましたら、お気軽にお問合せくださいね。


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