スタッフによる冊子作成日誌

用紙


冊子を作る際に必ず選ばないといけない用紙。表紙や本文にどんな用紙を使えばいいのか、わかりにくいですよね。作成されたい冊子の種類と目的に合わせた用紙をご紹介いたします。

用紙サイズ、呼称とサイズは反比例の関係
冊子印刷をする際に、知っておきたいこと『冊子のサイズについて』
2015年07月09日

こんにちは、オリンピア印刷の石橋です。 今年の夏初めて蝉の声を聞きました。
蝉が鳴くと夏!っという感じがしますね。
今週末は暑くなるようですので、熱中症に気を付けてくださいね!

さて、今回は冊子のサイズについて お話させていただきます。

以前、お客さまからいただいた質問に こんなものがありました。

「冊子のサイズって開いた状態のこと? それとも閉じた状態のこと?」

本のサイズは、閉じた状態での大きさを指します。
閉じた状態でA4、開いた状態でA3ならば その冊子は「A4サイズの本である」と いうことになります。

サラッと書いてしまいましたが、本を開くことで紙面は2倍の面積となりましたが、 サイズの呼称がA4からA3へと数字が小さくなっています。

理由を簡単に申し上げると、紙面のサイズが倍になると 呼称の数字が1つ減るのです。
下の図をご覧ください。

用紙サイズ、呼称とサイズは反比例の関係

用紙サイズ、呼称とサイズは反比例の関係

このように、Aの横の数が小さい紙ほど サイズが大きいということになります。
つまりA3の倍がA2、A2の倍がA1と 呼称とサイズは反比例の関係になっているのです。

いかがでしょうか? 呼称とサイズの関係を少しでも掴んで頂けましたか? 何か不明な点がございましたら、 お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいね。

●問い合わせ先はこちら●
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
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営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社

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レザック
報告書におすすめの表紙や本文、用紙の組み合わせはどれ?
2015年05月27日

オリンピア印刷ではたくさんの会社様から報告書のご依頼をいただいております。
一口に報告書といっても、年次報告書や会計報告書、白書など…さまざまな種類があります。

報告書の体裁はどうするべきなのか?表紙は?用紙は?そういった仕様に関するお悩みがあるのではないでしょうか?
原稿を作り終えて、あと、報告書はどのような仕様にするべきなのか、予算はどれくらいかかるのか?

今回は報告書を印刷する際におすすめしている用紙の組み合わせを4パターンを紹介いたします。

⚫︎目次
報告書を作るなら一番ポピュラーな黄金パターンは? 表紙用紙「レザック」本文用紙「上質紙」
リーズナブルパターン:表紙用紙「色上質」本文用紙「上質紙」
カラー印刷をするのにオススメの 『カラフルパターン』
耐久性をアップする方法
自動見積もりはこちら

報告書を作るなら一番ポピュラーな黄金パターンは? 表紙用紙「レザック」本文用紙「上質紙」

やはり報告書といえば、表紙用紙「レザック」、本文用紙「上質紙」が王道です。

表紙に使用しているレザックとは、凹凸をつけた厚手の紙のこと。
世間一般ではファンシーペーパーという種類になります。

黄金パターンの表紙用紙
レザック

レザック

レザックとはレザーライクから来ており、革模様が施されているため無地よりも温かみのある印象を与えます。

よく見知ったこのレザックは「レザック66」といいます。
レザックには他にもたくさんの模様の種類の用紙がありますが、いつの間にか「レザック」といえば「レザック66」を指すようになりました。

オリンピア印刷ではよく使用する色を厳選しました。
カラーは、ミントやモモなど可愛らしいパステルカラーから、シックな「銀ねず」や「うすねず」まであります。
▶オリンピア印刷でお使いいただけるレザック
https://www.sasshi-insatsu.com/howto_youshi/#cover01

黄金パターンの本文用紙

また報告書の本文に使われる上質紙は、ざらっとした手触りで色味はナチュラルホワイト。
丈夫で紙の厚さによって、会社でのコピー用紙や学校関係の資料、ノートやポストカードなど幅広い用途で使われます。

報告書の本文によく使われる上質紙
皆さまのオフィスでも、使っているかもしれませんね。
もしあれば、実際に触れて感触を確かめてみてください。
資料請求でもご確認いただくことは可能です。
「こういう紙で報告書をつくるのか」と、冊子のイメージが浮かびやすいかもしれませんよ。
以上、今ご説明したものが報告書の中で、一番ポピュラーな体裁です。

手頃な金額で抑えたいリーズナブルパターン。表紙用紙「色上質」本文用紙「上質紙」

黄金パターンよりも手頃な金額で抑えたいといった方のために『リーズナブルパターン』をご紹介します。

具体的にどんな仕様かというと黄金パターンの表紙に使われていた「レザック」を「色上質」に変更します。
たったこれだけです。

リーズナブルパターンの表紙用紙は色上質

色上質って何かって?
それは色付き上質紙のことです。 (厳密に言うと模造紙の部類なんですが。)

皆さまがよく目にする上質紙を着色しているものだとお考えください。
なので手触りは、上質紙と同じでつるっとしています。

レモンや浅黄など、厳選したパステルカラー12種類の中からお選びいただけます。

レモンや浅黄など、厳選したパステルカラー12種類の中からお選びいただけます。

冊子印刷のオリンピアの色上質は33種類の中からよく使われる色を厳選しました。

▶オリンピア印刷でお使いいただける色上質
https://www.sasshi-insatsu.com/howto_youshi/#cover02

上質紙は、言わずもがな、報告書の定番の本文用紙ですよね。

もちろん、色上質よりもレザックの方が、重厚感や華やかさはあります。
しかし色上質も長年愛されてきた紙で、優しいパステルの色合が、企業の報告書にはぴったりです。
なので「表紙を色上質にしたら、ペラペラな冊子になってしまった!」
…なぁんて事態にはなりませんのでご安心を。
(厚みの選択にはご注意ください。)

「コストダウンをしたい!」とお考えのお客さまは ぜひお気軽にお問い合わせ&ご相談くださいね。

カラー印刷をするのにオススメの 『カラフルパターン』

具体的な仕様は、表紙用紙をやや厚めの『コート紙』に変更し、本文用紙はお馴染みの『上質紙』という組み合わせ。

カラフルパターンの表紙はコート紙

コート紙とは、上質紙の両面をコート剤・白土(クレー)で コーティングしたものです。
一般的な商業印刷にもよく使われており、表面には光沢がありツルツル。
カラー印刷がとても綺麗にできます。

コート紙 発色が良いのが特徴

コート紙 発色が良いのが特徴

オリンピア印刷で冊子をご注文いただく場合、表紙のデザインもお選びいただけますのでオリジナル度も上がります。
光沢がありツルツルしているコート紙にPP加工を施せば、さらにツルツルになり発色度もアップします。
またカラー印刷がきれいに印刷できる用紙にはマットコート紙もあります。
こちらも上質紙の両面をコート剤でコーティングしたものですが、コート紙と違って、つるつるというよりもマットな感じに仕上がります。
レザックや色上質にもそれぞれ味わいがありますが、報告書の表紙にカラーを使いたいと考える方には 「カラフルパターン」がオススメです。

▶選べる表紙デザイン
https://www.sasshi-insatsu.com/coverdesign/

耐久性をアップする加工方法

報告書の耐久性をアップする方法をご案内いたします。

表紙に特殊なフィルムを貼り付けるPP加工という方法です。
印刷した表紙の上から接着剤を塗布し、ポリプロピレン…略称『PP』というフィルムと表紙を圧着させます。
このPP加工することで、表面が保護されインクのはがれを防ぎ、長期保存が可能に。
見た目も紙印刷だけよりも光沢感が上がり発色も良く、そして丈夫!
そんな三拍子のそろった素敵な報告書となります。

コート紙やマットコート紙以外にもレザックや色上質などにも加工できます。

ただ報告書の耐久性をあげたいが、光沢のない仕上がりを希望する方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、光沢のない仕上がりになる 「マットPP加工」がオススメ!
「光沢がないと地味になるのでは?」と思われがちですが、落ち着きと高級感のある見た目になりますのでご安心ください。

気になる費用は自動見積もりで算出できます。

気になる費用については、弊社自動見積りで算出してみてください。
冊子の印刷製本は、1冊、1ページ単位で金額が変わってしまいます。
ぜひご自身の作りたい冊子でお見積りを。

▶自動見積り
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知っているようで知らない「紙」の単位
2015年03月24日

3月ももうすぐ終わり。春がもうすぐやってきますね!
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ここ大阪では3月24日に開花、4月1日に満開になるようです。

印刷会社でも木にまつわる材料があります。
そう「紙」です。

私が印刷会社に入社して間もない頃
「紙」の単位が「kg」だったことを知り
衝撃を受けたことを覚えています。

紙

紙が積まれている状態

だって紙って厚さがありますよね。
厚さなのになんで重さなのかと不思議で仕方ありませんでした。

紙の厚さって1mm以下のものが大多数を占めていますよね。
厚さを測る計測器よりも、重量を量った方が正確だったため、
重量で量るようになったのだろうと推測しています。

基本的に「紙」は「重さ」で表現されます。
単位は「坪量」と「連量」があります。

「坪量」・・1m(平方メートル)あたりの紙1枚の重さのこと
g/mとかgsmとか書かれています。
プリンターメーカー等のスペックを見るとこちらがよく使われています。

「連量」・・全紙1000枚あたりの重さ
弊社をはじめ、実際の紙の取引でも使われています。

全紙と言われるサイズの基準は、
菊判、四六判、A判、B判、K判、L判とあります。
模造紙くらいの大きさをイメージしてください。

紙の種類によって、作っている種類が異なっています。
ある紙は「四六判、A判、菊判」は3種類あるけれど、
ある紙は「四六判」しかない・・
といったことは割と頻繁に起こります。

また、それぞれの基準サイズが異なっているため、
同じ厚さでも、表記されている重さが異なるのです。

例えば「上質紙」の場合、以下3種類はすべて同じ厚さです。
四六判90kg、A判57.5kg、菊判62.5kg

しかも!
用紙の種類が異なれば、
たとえ同じ重さで表記されていても厚さが異なります。

「コート紙」にも同じように
四六判90kg、A判57.5kg、菊判62.5kgの紙がありますが、
「上質紙」より薄くなります。

用紙見本帳に記されている用紙の単位

用紙見本帳に記されている用紙の単位、1種類に3つのサイズで書かれています。

コート紙の方が上質紙より密度が濃いため、重くなりやすいんです。

単純に見えて複雑ですね。

冊子印刷のオリンピアでは、
お客様が混乱しないよう「四六判」を基準にすべて単位を連量に統一しております。

真似したい冊子の仕様があるので、用紙を調べてほしい。
どんな用紙を使ったらいいのかわからない。
といった場合でも、お気軽にお問い合わせくださいね。

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