スタッフによる冊子作成日誌


冊子印刷のオリンピアスタッフが冊子についての、基本知識からウラ話、日々の出来事をつづっています。

記念誌や報告書といったページ数の多い冊子は読むのが大変。行間や時間、平仮名表記や漢字表記など…様々な角度から読みやすくなる工夫を行いましょう。
視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
2017年06月14日
冊子作成日誌視覚から感じる“読みやすさ”

こんにちは、オリンピアの竹田です。
雨の日が続いて傘を手放せない日が続きますね。

 

記念誌や報告書といったページ数の多い冊子は読むのが大変。行間や時間、平仮名表記や漢字表記など…様々な角度から読みやすくなる工夫を行いましょう。

これまで4回にわたり、視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについてお話してきました。

 

簡単に復習しますと「行間」や「文字間」は広過ぎると文章がぶつ切れに見え、狭過ぎると自分がどこを読んでいたかを見失いやすくなります。
そのため文章が読みやすい適度な間隔に設定することが大切です。

 

また何文字も漢字が続く文章は「読みにくい」「難しそう」という印象を読者に与えがち。
漢字が3文字よりも多く続く場合は、どこかを平仮名で表記できないか、もう一度見直してみましょう。
その他、画数が多い漢字をそのまま表記すると行間と文字間がつまり、圧迫感を与えてしまう場合もあります。
それを防ぐために複雑な漢字はなるべく平仮名で書くことをおススメします。

 

視覚の面からも読みやすさを高めるためには原稿が完成した後に改めて文章を見返すことが大切です。
けれど、誤字や脱字のような間違いではないためつい見逃してしまうこともあるでしょう。
そのため文章を書き上げた後は文章を俯瞰して「本当にこの文章は読みやすい?」とご自身に問いかけてみてください。
少しでも「見にくいな」と感じたらとことん原因を探ることで視覚的にも読みやすい原稿に近づけることができると思います。

 

記念誌や報告書といったページ数の多い冊子は読むのが大変。行間や時間、平仮名表記や漢字表記など…様々な角度から読みやすくなる工夫を行いましょう。

 

●視覚から感じる“読みやすさ”————————————–
視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについて全5回にわたりお話しています。

第1回 視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
第2回 視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
第3回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
第4回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
第5回 視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
—————————————————————————-

 

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・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
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営業時間:平日9時~18時まで(定休日:土・日・祝)
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上製本にはオプションでカバーをつけました。カバーを外した状態がこちらです。
俳句集、ついに完成です!〜プロジェクトO〜
2017年06月12日
冊子作成日誌プロジェクトO(オリンピア)

皆さん、こんにちは。梅雨らしく、雨の日が多くなりましたね。
オリンピア印刷の藤原です。

 

先日、オリンピア印刷で作成した俳句集が届きました!
さて、どんなふうに仕上がっているんでしょうか?

実物を見てみましょう。

上製本にはオプションでカバーをつけました。カバーを外した状態がこちらです。

上製本にはオプションでカバーをつけました。カバーを外した状態がこちらです。

左が無線綴じ、右が上製本です。表紙の色合いがきれいですね!

左が無線綴じ、右が上製本です。表紙の色合いがきれいですね!

本文用紙の書籍紙は少しクリームがかっていて、目にやさしい印象です。

本文用紙の書籍紙は少しクリームがかっていて、目にやさしい印象です。

今回の俳句集は、無線綴じだけで作成する予定でしたが、お世話になった方々へ送るために、新たに上製本も追加作成しました。
どちらも美しく仕上がって、大満足です!

 

さて、長い間お付き合いいただきましたこの「プロジェクトO」も、これにて一旦終了とさせていただきます。

思えば、原稿作成中は内容がまとまらず難航したり、表紙のデザインをどうするか迷ったり、紆余曲折がありました。

そのたびに、オリンピア印刷の先輩がいつも気さくに質問に応じてくれたので、初心者の私でも、思ったとおりの冊子を作成できたのだと思います。

また、オリンピア印刷のホームページや無料でもらえる「冊子作りの手びき」に掲載されている説明も分かりやすく、「こうすればいいのか!」と参考になりました。

 

自分で作成した原稿が冊子として形になると、何とも言えない感動が想像以上に味わえます。
「初めての冊子作成で何から始めていいものか分からない!」とお悩みの皆さんも、ぜひ、オリンピア印刷で冊子作成にトライしてみてはいかがでしょうか?

いつでもお気軽にご相談くださいね。

 

 

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1つの文章内で、同じ単語を漢字表記と平仮名表記の両方で書くのは避けましょう。読者が違和感を覚える可能性があります。
視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
2017年06月07日
冊子作成日誌視覚から感じる“読みやすさ”

こんにちは、オリンピアの竹田です。
街の中で紫陽花を見かけて、梅雨の季節らしさを感じるようになりました。

前回「漢字と平仮名」をテーマに視覚から感じる文章の読みやすさについて解説しました。
今回は漢字表記か平仮名表記かを決めるポイントを2つお伝えします。

1つの文章内で、同じ単語を漢字表記と平仮名表記の両方で書くのは避けましょう。読者が違和感を覚える可能性があります。

1つの文章内で、同じ単語を漢字表記と平仮名表記の両方で書くのは避けましょう。読者が違和感を覚える可能性があります。

 

(1)漢字は何文字も続かないようにしましょう。
まず前回も言いましたが、漢字ばかりが続くと「読みにくい」や「難しそう」という印象を読者に与えます。
私の場合、漢字が三文字以上続く時は文章を読みやすくするために、あえて平仮名にすることがよくあります。
その際、どの文字を平仮名で表記したらいいかを下記の2つの例文を使って具体的にお話します。

 

例)

(元)御確認頂きますよう、お願い申し上げます。

(修)ご確認いただきますよう、お願い申し上げます。

 

今回は(元)で漢字表記されていた接頭語の【御】と補助動詞の【頂き】を(修)では、平仮名にしました。
(修)の文章の方が、堅苦しさがなく読みやすく感じませんか?
ただ「これは接頭語、こっちは補助動詞」という風にいちいち調べるのは、ちょっと面倒くさいですよね。
そのため名詞と動詞以外を平仮名にするなど自分なりの基準を決めておくと作業がスムーズになりますよ。

 

(2)画数が多い漢字は平仮名にしましょう。
画数の多い漢字は、文字の行間と字間が詰まって見え、圧迫感を読み手に与えてしまう恐れがあります。
そういった漢字は、平仮名で表記することで文章の見た目にゆとりが生まれ、読みやすくなります。
下の2つの例文をご覧ください。

 

例)

(元)空を覆い隠す木々を見上げると憂鬱になる。

(修)空をおおい隠す木々を見あげると憂うつになる。

 

個人差もあるかもしれませんが、画数の多い鬱や覆という漢字、さらには複合動詞である「見上げる」の【上げる】の部分を平仮名にしている(修)の方が柔らかい印象を受けませんか?

 

今回ご紹介した漢字表記か平仮名表記かを決めるポイントは「絶対にこうしなければいけない」というものではなく、あくまで参考程度のもの。
例えば専門性の高い論文などは多くの方が手にするマニュアルや報告書、広報誌などの冊子と違い漢字が多いように感じます。

ですので幅広い方が読まれる冊子を作る場合には、漢字と平仮名のバランスが良い文章を心がけた方が読みやすいはず!

その文章作成に、今回のブログが役立てばうれしく思います。

 

●視覚から感じる“読みやすさ”————————————–
視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについて全5回にわたりお話しています。

第1回 視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
第2回 視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
第3回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
第4回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
第5回 視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
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一日でも早く発送してほしい、とお急ぎのお客様にはうれしいシステム。ぜひご活用くださいね。
冊数やページ数が少ない場合は、特急納期もオススメです〜プロジェクトO〜
2017年06月05日
冊子作成日誌プロジェクトO(オリンピア)

皆さん、こんにちは。オリンピア印刷の藤原です。

 

前回、冊数が少ない場合にはオンデマンド印刷がおトクだと先輩に教わりました。
今回は、同じく冊数が少ない場合に選択できる特急納期について、先輩から聞いた内容をお伝えします。

先輩「俳句集を無線綴じ・縦綴じで、20冊作るんだよね。ページ数はどのくらいなの?」

私「184ページです」

先輩「だったら、特急納期の選択もできるね。無線綴じ・縦綴じで384ページ以内の冊子を印刷する場合、200冊以内なら通常納期のほかに、特急納期を選べるんだよ」

私「特急納期?通常納期は5営業日ですよね。それよりも早く発送されるんですか?」

先輩「そう。特急納期は3営業日だから、通常納期より2日早く発送されるんだ。例えば月曜日の12時までに校了したら、木曜日には発送されるよ」

私「早いですね!無線綴じ以外の、中綴じや上製本の場合でも選択できるんですか?」

先輩「上製本の場合は選択できないけど、中綴じの場合は、64ページ以内の冊子で300冊までなら選択できるよ。あと、無線綴じや中綴じでも、横綴じの場合は選択できないから注意してね」

通常納期よりもスピーディーに発送される特急納期。
皆さんも、冊数やページ数、製本方法や綴じ方向などの条件が合う場合には、一度検討してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、通常納期の場合よりも価格が上がります。

オリンピア印刷のホームページ内にあります自動見積もりフォームにて選択できますので、お気軽にご確認ください。

 

もちろん、オリンピア印刷へのご相談もお待ちしております!

一日でも早く発送してほしい、とお急ぎのお客様にはうれしいシステム。ぜひご活用くださいね。

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文字が光っているのが見えますか?
特別な冊子には特別な加工を〜印刷用語辞典・箔押し加工&PP加工編〜
2017年06月01日
冊子作成日誌加工箔押し

皆さん、こんにちは。オリンピア印刷の藤原です。

早いもので、もう6月に突入しました。
6月は「ジューンブライド」といって、結婚式のシーズンですね。
私も今月、友人の結婚式に招待されていまして、ご祝儀袋を探しにお店に行ってきました。
結婚式用のご祝儀袋なんてどれも似たようなものかな、と思っていましたが、バラエティに富んだデザインのものが多く並んでいて、驚きました。
水引が紅白ではなく金銀だったり、袋にラメがほどこされていたり…。
キラキラしていてゴージャスな雰囲気が、お祝い事にピッタリで、「受け取る相手が喜んでくれるといいなー」、ウキウキしながら選べました。

金銀がキラキラ…といえば、冊子に使われるこの加工をご存じですか?

タイトル部分に寄ってみると…。

タイトル部分に寄ってみると…。

文字が光っているのが見えますか?

文字が光っているのが見えますか?

タイトルと著者の文字が、シルバーに輝いています。
これは「箔押し加工」という加工オプションで、文字の金型を使い、銀色の箔を転写させているのです。
文字の部分だけが輝くので、インパクトがありながらも派手になりすぎず、表紙に高級感や品格を演出します。
こちらの写真のような追悼集の他にも、自分史や記念誌など、思い出を残す特別な一冊にうってつけです。

なお、オリンピア印刷では、シルバーの他にゴールドの箔押し加工も受け付けています。
表紙の色との兼ね合いや、お好みに合わせて選べますよ!
文字数や面積によって価格は変わりますので、お気軽にご相談ください。

他にも、表紙の見映えに関連する加工があります。

表紙全体がツヤツヤしています。

表紙全体がツヤツヤしています。

表紙に光沢感がありますね。
この表紙の加工は、「PP加工」といいます。

「PP」とは、「Poly-Propylene Film(ポリプロピレンフィルム)」のこと。
印刷済の表紙に接着材を塗って、ポリプロピレンフィルムを圧着させて貼ると、こちらの写真の絵本のようなツヤツヤの表紙ができあがるんです。

表紙の上からフィルムを貼って保護しているぶん、通常の表紙よりも耐久性がアップ。水に強くて汚れがつきにくいメリットがあります。

ちなみに、オリンピア印刷では、PP加工の他にやや光沢を抑えた「マットPP加工」にも対応しています。

箔押し加工とPP加工、どちらも冊子をよりバージョンアップする加工です。
長く残したい冊子や、大切な方へ贈るスペシャルな冊子には、特に好まれます。
皆さんも、冊子を作成する際には、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

 

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漢字が何文字も続くと、「難しそう」や「読みにくい」という印象を持たれやすくなります。
視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
2017年05月31日
冊子作成日誌視覚から感じる“読みやすさ”

こんにちは、オリンピアの竹田です。
衣替えを前に、長袖にしようか夏服にしようか、着るものに困る時期ですね。

これまで2回にわたり視覚から感じる文章の読みやすさについてご紹介してきました。
最終回のテーマは「漢字と平仮名」です。

漢字が何文字も続くと、「難しそう」や「読みにくい」という印象を持たれやすくなります。

漢字が何文字も続くと、「難しそう」や「読みにくい」という印象を持たれやすくなります。

文章は漢字が多過ぎても平仮名が多過ぎても読みづらくなります。
具体的に、どう読みづらいのか体験してみましょう。

下記の3つの例文をご覧ください。

さて、皆さんは(1)〜(3)のうち、どの文章が読みやすいと感じますか?

さて、皆さんは①〜③のうち、どの文章が読みやすいと感じますか?

 

(1)は、ある表記のルールに沿って文字を漢字にしたり平仮名にした文章です。
個人差もあるかもしれませんが、漢字と平仮名のバランスが良く、読みやすく感じるのではないでしょうか。

(2)は漢字にできる文字は全て変換している文章です。
漢字が多くなると、読み手に堅い印象を与えやすくなる上、見た目が混み合い、読みづらくなる傾向があります。

(3)は全ての文字を平仮名のした文章です。
単語が文章にとけ込んでしまい、意味を拾い上げにくく読みづらく感じませんか?

 

上記の3つの例を通し、漢字と平仮名をどう使い分けて表記するかで読みやすさが変わることが伝わったかと思います。

次回は、例文①で用いた表記のルールについてご紹介します。お楽しみに。

 

●視覚から感じる“読みやすさ”————————————–
視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについて全5回にわたりお話しています。

第1回 視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
第2回 視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
第3回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
第4回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
第5回 視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
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これがオリンピア印刷にありますXerox社製のオンデマンド印刷機です!成人男性とほぼ同じくらいの高さですね。右に写っているパソコンからデータを送って印刷します。
いよいよ印刷!おトクな印刷方式は冊数で決まる〜プロジェクトO〜
2017年05月29日
冊子作成日誌プロジェクトO(オリンピア)

皆さん、こんにちは。オリンピア印刷の藤原です。
いよいよ5月も終わりですね。そろそろ衣替えを使用と思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。

先日、修正後の印刷サンプルがついに到着しました。
中身を確認したところ特に問題もなく、無事校了!
早速、オリンピア印刷宛てに「校了です」とメールを送りました。
これでようやく、印刷の工程へと進むわけです。

そこで私は、あることを思い出しました。
以前、オリンピア印刷のホームページにある
自動見積もりフォームを利用した時のこと。
「印刷方式」の選択肢に、「オンデマンド印刷」「オフセット印刷」と並んで
「価格の安い方でおまかせ」とあったんです。
その時は「価格の安い方でおまかせ」を選んだのですが、
オンデマンド印刷とオフセット印刷を比べた場合、
どちらの方が安くなるのでしようか?
条件などによって違いがあるのでしょうか?
疑問に思って先輩に質問したところ、こんな答えが返ってきました。

先輩「どっちの印刷方式が安いかは、冊数によって決まるんだよ。俳句集は何冊作るんだっけ?」
私 「20冊です」
先輩「だったら、オンデマンド印刷の方が安いから、自動見積もりフォームでは自動的にオンデマンド印刷で計算されてるはずだよ。刷版を使わないオンデマンド印刷なら、時間と費用のコストを抑えられて、冊数が少ない場合の印刷に適してるからね」
私 「刷版って、印刷する内容をアルミ板に転写した、いわばハンコのようなものですよね?それにインキを載せて印刷する方式とは違うんですか?」
先輩「その印刷方式は、オフセット印刷だね。オンデマンド印刷は、データを直接印刷機に送って印刷する方式。だから、刷版がいらないの」
私 「オンデマンド印刷だと刷版を作る工程が省けて、そのぶん時間もかからない、と…。ふむふむ。費用面でもコストカットできるんですか?」
先輩「もちろん!オフセット印刷の場合にかかる刷版の費用が不要になるからね。でも、印刷冊数が増えるほど、1冊あたりの単価が安くなっていくから、一定以上の冊数を印刷する場合にはオフセット印刷の方がおトクになるんだよ」
私 「なるほど、じゃあ、自動見積もりフォームに入力する冊数が多い場合には、オフセット印刷での価格が自動的に計算されるんですか?」
先輩「そうだね。冊数だけじゃなくてページ数にも左右されるけど、よりおトクな印刷方式で計算された見積もり価格が表示されるよ。便利でしょう?」

いやー、勉強になりました。
今回の場合だと、冊数が少ないため、
自動的に一番おトクなオンデマンド印刷での価格で計算されていたんですね。

次回もまた、俳句集の作成についてお伝えします!

これがオリンピア印刷にありますXerox社製のオンデマンド印刷機です!成人男性とほぼ同じくらいの高さですね。右に写っているパソコンからデータを送って印刷します。

これがオリンピア印刷にありますXerox社製のオンデマンド印刷機です!成人男性とほぼ同じくらいの高さですね。右に写っているパソコンからデータを送って印刷します。

 

 

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どの文章が読みやすいか、一目瞭然ですね。
視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
2017年05月24日
冊子作成日誌書体視覚から感じる“読みやすさ”

こんにちは、オリンピアの竹田です。
夏のような暑い日が続いていますね。当店のオフィスでは一足先に扇風機を引っ張り出しました。

前回ご紹介した「行間の違いによる読みやすさ」に引き続き、視覚から感じる文章の読みやすさについてお話しします。
今回のテーマは「文字間」。
文字間とは、文字と文字の間隔のことです。

これからお話する文字間も行間と同様に、詰まり過ぎていても、あき過ぎても読みにくくなります。
今回も実際にどう読みにくいのかを見てみましょう。
下の3つの例をご覧ください。

 

どの文章が読みやすいか、一目瞭然ですね。

どの文章が読みやすいか、一目瞭然ですね。

 

(1)は文字間をワードの初期設定のままで打った文章です。
行間の場合でもそうでしたが、ワードが適切だと判断した幅は人によって感じ方が異なるかもしれませんが基本的に読みやすい設定になっていますね。

(2)は(1)よりも文字間を詰めたもの。
文字同士の間が狭いと一文字ずつなぞるように集中して読まないと自分がどこまで読み進めていたか見失いそうになります。
また目を凝らして文字を追っているためか(1)を読むときよりも目が疲れる傾向にあります。

(3)は、(1)よりも文字間をあけたもの。
文字間があき過ぎると文字がぶつ切れになっているように見えるため、視線を意識してずらさなくてはならず、それが読みにくさにつながります。

上記の3つの例を見比べることで文字間の違いで読みやすさが変わることが伝わったのではないでしょうか。

次回は、ひらがな表記と漢字表記についてお話しします。
乞うご期待!

 

●視覚から感じる“読みやすさ”————————————–
視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについて全5回にわたりお話しています。

第1回 視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
第2回 視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
第3回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
第4回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
第5回 視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
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校了したら、次には何をしたらいいの?〜プロジェクトO〜
2017年05月22日
冊子作成日誌

皆さん、こんにちは。

初夏らしい日差しが続いていますね。私は日傘が手放せません。

 

先日、俳句集の印刷サンプルを確認し、修正データをオリンピア印刷へ送りました。

現在は、修正後の印刷サンプルが到着するのを待っているところです。

そこで今回は、印刷サンプルのチェック後、冊子が発送されるまでの流れについてお話しします。

 

まず、印刷サンプルのチェックが済み、問題がなければ、

「校正完了」、いわゆる「校了」となります。

つまり、印刷・製本してもいい状態になったわけなので、その連絡として

オリンピア印刷へ「校了です」とメールを送ります。

オリンピア印刷では校了の連絡メールを受け次第、印刷・製本に取りかかりますので、

早くメールを送ればそのぶん発送も早くなります。

ただし、注意点が1つあります。

もし、部数や用紙などの変更があれば、必ずこのタイミングまでに知らせなくてはいけません。

校了のメールが送られてからの仕様変更やキャンセルはできませんので、

気をつけたいところです。

 

続いて、校了の連絡メールの返信として、オリンピア印刷から

正式なお見積もり額とお支払い方法、お支払い期日を記載したメールが届きますので、

確認のうえ支払い手続きをします。

なお、こちらも注意点が1つあります。

冊子の発送は、支払いの確認ができてからになります。

つまり、お支払いの確認ができないうちは冊子の発送に取りかかれませんので、

期日までに支払いを済ませる必要があります。

 

支払い確認が済むと、オリンピア印刷から冊子が発送されます。

校了から発送までにかかる日数については、

無線綴じ、中綴じの場合ですと、校了の連絡をした日

(12:00を過ぎる場合は、その翌日)から5営業日です。

例えば月曜日の12:00までに校了したら、

火・水・木・金で4営業日、土日は営業していませんのでとばして、

翌月曜日には発送できるんです。

「意外と日数かからないんだな」と思われる方も多いのではないでしょうか?

上製本の場合ですと、校了の連絡をした日から約2週間です。

ちなみに無線綴じ、中綴じ、上製本のいずれの場合も

ページ数や冊数によって、発送までにかかる日数が異なることがありますので

詳しくは、オリンピア印刷までお問い合わせください。

 

「冊子をこの日までに仕上げたいのだけれど…」「納期まで時間がないかも?」そんな疑問もオリンピアへお気軽に!

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文章の読みづらさを実感できましたか?
視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
2017年05月17日
冊子作成日誌書体視覚から感じる“読みやすさ”

こんにちは、オリンピアの竹田です。

突然ですが、「読みやすい」と感じる文章にはいくつかのポイントがあります。
例えば「一文を短くおさめる」「読点を正しく打ち、色々な解釈ができる文章にしない」など…。

数あるポイントの中でも、今回から、視覚から感じる文章の読みやすさについて複数回に分けてお話しします。

今回のお話は「行間」についてです。
行間とは文章の行と行の間のこと。

 

行間は詰まり過ぎても、あき過ぎても文章を読みづらくします。
このように書いてもピンとこない方もいるかもしれません。

論より証拠ということで、実際にどう文章が読みづらいのかを確認してみましょう。

下の3つの例をごらんください。

 

文章の読みづらさを実感できましたか?

文章の読みづらさを実感できましたか?

 

(1)は行間をワードの初期設定のまま打った文章です。
つまりワードが適切だと判断した行間の幅で個人差もあるかと思いますが、確かに程よく行間が空いており読みやすく感じますね。

 

(2)は(1)より行間を詰めたもの。
行間の詰まった文章は、読んでいる行を移る時に自分がどこを読んでいたかを見失いやすい傾向にあります。

 

(3)は(1)より行間をあけたもの。
行間があき過ぎると、行ごとに文章が切れているように見えるため文章の内容が頭に入りにくくなります。

 

上記の3つの例を見比べて、行間の違いによって読みやすさが変わることが伝わったかと思います。

 

次回は、文字間についてお話をします。
乞うご期待。

 

●視覚から感じる“読みやすさ”————————————–
視覚から感じる“読みやすさ”のポイントについて全5回にわたりお話しています。

第1回 視覚から感じる“読みやすさ”「行間について」
第2回 視覚から感じる“読みやすさ”「文字間について」
第3回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名①」
第4回 視覚から感じる“読みやすさ”「漢字と平仮名②」
第5回 視覚から感じる“読みやすさ”「まとめ編」
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