スタッフによる冊子作成日誌
豆知識
冊子の名称や用語解説など、冊子に関するちょっとした豆知識を紹介します。

-
表紙のちょこっとデザイン【レイアウト編4】「表紙のタイトルなど文字の大きさと揃え方2」
2016年06月16日
こんにちは。
デザイナーのいのせです。
みなさんは時計をする派ですか?
それとも、時計はしない派ですか?
僕は時計をする派なんです。
この前友達と会っていた時にたまたま時計をするのを忘れてしまって、ないって分かっててもいつもの癖でふっとしたときに時計をみてしまうんですね。
それをみてた友達が「時計なんていらない、携帯で充分!」って言うんです。
確かに携帯の時計の方がデジタルだし正確で見やすいかもしれないんですが、いちいち携帯をとりだして見ないといけないのが面倒くさいような、、、 でもそれよりも左手首に時計がないと気持ちが悪いんですよね。では本日の本題です。
前回は、文字の大きさの優先順位についてお話しましたが、今回は文字の置く位置・揃えに注目してみましょう。
前回は表紙の真ん中(センター)に揃えたレイアウトが中心でした。
次は、文字を表紙の「右揃え」「左揃え」にしてみます。何のために「右揃え」「左揃え」にするのでしょう?
(もちろん絶対に守らなければいけないルールではありません。)
「右揃え」なら左下、「左揃え」なら右下にスペースができたことにお気づきでしょうか?
(当たり前だ!と怒らないでください・・・)
レイアウトを考える上で意図的にスペースをつくるということはとても大切なことなのです。
スペースができた分、今のままでは少しアンバランスに感じる方もいるかもしれません。
仮にこの表紙に「写真」を入れなければならない時はどうでしょう?もしくは、「目次」が必要な時にはきれいにレイアウトがまとまり、アンバランスな感じがなくなりました。
このように表紙に入れる原稿によっては、意図的にスペースをつくり、レイアウトすることもあります。
きれいで見やすい表紙をつくる上で、ぜひ参考にしてみてください。ちなみに・・・私ルールですが、この「目次」の入った「右揃え」と「左揃え」の表紙。
この違いがおわかりでしょうか?実は、「目次」が右にある方が「左開きの冊子」、目次が左にある方が「右開きの冊子」です。
(絶対に守らなければいけない決まりではないですよ〜。)
逆にすると、冊子を持ってページをめくる時に「目次」が手で隠れて見えにくくなるのです。●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 
-
冊子印刷をする際に知っておきたい「冊子の縦型と横型の違いについて
2015年07月17日
皆さん、こんにちは!オリンピアの石橋です。
台風11号は通りすぎ日本海に抜けたとのことですが、大阪では雨が降りしきっています。今回から冊子の縦型と横型の違いについて、2回に渡ってご説明したいと思います。
ではまず、縦型について。
縦型の定義は「長い辺で綴じられた冊子」ということです。それだけだと、ちょっと分かりにくいと思いますので下の写真をごらんください。
ブルーの冊子は左側の長辺が、ホワイトの冊子は右側の長辺が綴じられていますよね?
だから「縦型」の冊子なのです。縦型の冊子は、もともと縦書きが主流だった日本語の文章を掲載するのに適しているといわれています。
とはいえ、今では横書きの縦型冊子も多くあります。その理由は、以前のブログでもご紹介しましたが、「右綴じ」の場合は本文を縦書き、
「左綴じ」の場合は横書きが見やすいから。そのため、縦型の冊子であっても左綴じであれば、横書きの文章を掲載することが多々あるのです。
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding2/
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜ヨコ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding3/では、横型はどんな冊子をつくるのに向いているのでしょうか。
……気になりますね! しかし、残念ながら今回のブログはここまで!
気になる横型の詳細は次回のブログにてご説明いたします!「こんな冊子をつくりたいけどできるかしら」とお悩みの方はお気軽にご相談ください。
スタッフがお客さまの「つくりたい」を叶えるご提案をさせていただきます。●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 
-
冊子印刷をする際に、知っておきたいこと『冊子のサイズについて』
2015年07月09日
こんにちは、オリンピア印刷の石橋です。 今年の夏初めて蝉の声を聞きました。
蝉が鳴くと夏!っという感じがしますね。
今週末は暑くなるようですので、熱中症に気を付けてくださいね!さて、今回は冊子のサイズについて お話させていただきます。
以前、お客さまからいただいた質問に こんなものがありました。
「冊子のサイズって開いた状態のこと? それとも閉じた状態のこと?」
本のサイズは、閉じた状態での大きさを指します。
閉じた状態でA4、開いた状態でA3ならば その冊子は「A4サイズの本である」と いうことになります。サラッと書いてしまいましたが、本を開くことで紙面は2倍の面積となりましたが、 サイズの呼称がA4からA3へと数字が小さくなっています。
理由を簡単に申し上げると、紙面のサイズが倍になると 呼称の数字が1つ減るのです。
下の図をご覧ください。このように、Aの横の数が小さい紙ほど サイズが大きいということになります。
つまりA3の倍がA2、A2の倍がA1と 呼称とサイズは反比例の関係になっているのです。いかがでしょうか? 呼称とサイズの関係を少しでも掴んで頂けましたか? 何か不明な点がございましたら、 お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいね。
●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 
-
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編3 上製本(ハードカバー)ー
2015年07月03日
皆さま、こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
7月に突入しましたね!2015年もはや半年が終わりました。後半もがんばりましょう。冊子の各部分の名称について、数回にわたってご説明しました。
名称シリーズは、今回で一旦終了します。
ラストにふさわしい(?)マニアックな箇所にせまります!まずはこちら。
表紙の内側の、背の部分に布があるのが見えますでしょうか?この部分を「花布(はなぎれ)」と言います。
「ヘッドバンド」、略して「ヘドバン」と言うこともあります。
元々は補強として、最近では飾りとして付けられることが多いです。続きましては、この部分。
先程の、花布の画像にも写っている、ひも状のもの。こちらは「栞(しおり)」、別名「スピン」です。
その名のとおり、冊子を読む時に栞として使える部分ですね。かっこいい名称が続きますが、いよいよトリを飾るのはこの部分!
画像では下側を写していますが、表紙の小口側の上下にある部分… ここの名称は、ずばり「角(かど)」です。
そのままですね!(笑)ちなみにこの画像をよく見ると、 ちょっと内側に曲がっているというか、 削れているというか、よれているようにも思えませんか? …そうなんです、角の部分は、 当たったりこすれたりすることが多くて、傷みやすいんです。
そこで、「角丸(かどまる)」「丸隅(まるすみ)」と言って はじめから丸く仕上げる加工や、 革やクロスを貼る「角革(かどかわ)」、金属を貼る「角金(かどかね)」という補強をしたりする装丁もあります。
もちろん他にも、お好みや目的にあった製本を ご提案いたしますので、お気軽にご相談くださいね!
●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 -
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編2 カバー ー
2015年06月26日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
街を歩けば、夏のバーゲンのポスターが見られるようになりましたね!
もうすぐ梅雨があけますね。以前のブログでは、冊子の各部分の名称について少しご紹介しました。
▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編1ー
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-part1/今回も引き続きご紹介いたします!
おなじみの上製本(ハードカバー)を見てみましょう。まず、表紙全体が紙でくるまれていますね。
(画像では、分かりやすいように少しはがしていますが…)
これが「カバー」です。
もしくは「ジャケット」とも言います。
これは比較的、よく耳にする名称ではないでしょうか。
紙でなく、ビニール製のカバーを施している冊子もたまにあります。
ビニール製のカバーは手帳などによく見られますね。折り返し部分は「そで」と言いまして、よく、著者の写真やプロフィールなどが掲載されています。
続いてこちら。
冊子の下部、つまり前回お話しした「地」の側ですね。
そこには、さらにもう1枚巻かれてます。
これは「帯」と言います。ベストセラーや新刊などに、「ドラマ化決定!」という告知や 「○○氏、絶賛!」という推薦文などが印刷されているのをよく見ますよね。
帯は後から付け替えやすいので 期間限定の情報を載せるのに適していますし、 最近では、カバーと関連づけたデザインや仕掛けを施して、 帯がかかった状態と帯をめくった状態の 両方楽しめるような装丁の冊子も多く見られます。次は表紙を開いてみましょう。
この左右に貼り付いている紙、 すなわち表紙の内側と、冊子の中身のページとをくっつけている部分を「見返し」と言います。
そしてさらにめくります。
タイトルが載っている部分を「扉」と言います。
ここから、冊子の内容が始まっていく訳ですね!それでは今回はこのへんで…。 カバーや帯、扉のデザイン等もぜひご相談ください!
●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 -
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編1ー
2015年06月19日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
6月もはや半ば。
皆様いかがお過ごしでしょうか。このところ、綴じ方や表紙など、冊子にまつわる名称についてご紹介してきました。
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー表紙編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-cover/[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー綴じ方編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding2/[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding/今回は、ついにと言いますか、今更と言いますか、冊子の各部分についての名称を一挙にご説明いたします!
保存版ですよ。今回は上製本を例にとってみます。
まず、本の上部ですね、ここを「天(てん)」と言います。
上側にあるから天…分かりやすいですね!
冊子の見映えを良くするために、天の部分に金箔などを塗ることもあります。
見たことのある方も多いのではないでしょうか。次に、前回説明した背表紙に接する部分を「ノド」と呼びます。
ページとページをくっつけている部分なので、ノドの付近には余白が取られていることが多いです。
一方、ノドの反対側を「小口(こぐち)」と言います。
辞書などで、目的のページを開きやすいように「あ・か・さ・た・な」とインデックスが書かれている部分ですね。
そして、本の下部。
「上が天ってことは…下は地?」 と思ったあなた!その推理…お見事です! そうです、下部は「地(ち)」と言います。
ではまとめです。
本を開いた状態で見てみましょう。
ページとページをくっつけている奥側を「ノド」、手でページをめくる側を「小口」、上部を「天」、下部を「地」と言います。
他にも数々の名称がありますが、今日のところは基本の4か所についてご説明しました。
続きは次回!お楽しみください!●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 -
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について―表紙編―
2015年06月12日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
会社の近くで紫陽花が咲き始めていました。紫陽花は咲きはじめから段々色が変わっていきますよね。
そのことから「七変化」「八仙花」とも呼ばれるそうです。さて本日は名称シリーズ第2弾。
前回、冊子の綴じ方にまつわる様々な名称についてご紹介しました。
今回は、表紙にまつわる名称をご説明したいと思います。…突然ですが、皆さんは「表紙」と聞くと、冊子のどの部分を思い浮かべますか?
例えば、この本の場合。
本を置いて開く時に上に来る部分を、思い浮かべるのではないでしょうか。この部分ですよね。
タイトルが入っていて、平積みにした時に見える、冊子の顔とも言える部分。
単に「表紙」と呼ぶ場合もありますし、 「表(おもて)表紙」とも呼びます。
業界用語で「表1」ということもあります。…なのですが、実は、他にも「表紙」と名のつく部分があるのです。
「表表紙ってことは、裏もある?」
勘のいい方はお気づきかも知れませんね。
「裏(うら)表紙」という名称は、耳にしたことのある方も多いと思います。冊子を平積みにした時に、下になる部分ですね。
表表紙を正面とした場合の、後ろから見た部分。ここが「裏表紙」で「表4」とも言います。
そして忘れちゃいけないこの部分! タイトルがここにも!
前回のブログでも触れた、綴じの部分を「背表紙」と言います。
この背表紙、冊子作りにおいては意外な重要ポイントなんです。
なぜかと言うと… 冊子を本棚に立てて収納すると、表紙が見えず、背表紙だけが見える状態になりますよね。もし背表紙に何も書かれていなかったら?
—そう、タイトルが見えなくて、冊子の内容が分かりにくくなってしまうんです!
ですから、背表紙にもタイトルを入れることはとっても大切。
そのあたりも踏まえて、冊子作成の際にはぜひご相談ください。●問い合わせ先はこちら●
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 
-
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について―綴じ方編―
2015年06月05日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ようやく週末ですね。皆さまいかがおすごしでしょうか。
以前のブログでは、「上製本」と「並製本」の違いについてご紹介しました。
▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/その中で、少〜しだけ「綴じ方」についてお話しました。
「無線綴じ」「あじろ綴じ」…など、耳慣れない単語が出てきて、 「え?え?何?」と思われたかもしれません。
そこで今回は「綴じ方」について簡単にお話しします!綴じ方は、大きく分けると2種類。
接着剤を使う「無線綴じ」と、綴じ糸や針金を使う「有線綴じ」があります。まず、無線綴じは背表紙の部分に、接着剤を塗って綴じる方法です。
がっちり綴じられるので、ページ数の多い冊子に使われることが多いです。中でも、背の部分にスリットを入れて、接着剤をより深く浸透させる方法を「あじろ綴じ」と呼びます。
一方、有線綴じは、糸で綴じる「糸かがり(綴じ)」や 針金で綴じる「針金綴じ」があります。
さらに「針金綴じ」には、冊子を折って閉じた状態で 背の部分に上から針金を通す「平綴じ」と、 本を開いた状態で真ん中から針金を通す「中綴じ」があります。
見開きやすく、読みやすいのがメリットです。並製本
(ソフトカバー)無線綴じ 無線綴じ・
あじろ綴じ「無線綴じ」は糸や針金を使わずに、背をホットメルト(接着剤)で綴じる方法です。
最も一般的な綴じ方です。
背にスリットを入れて接着剤をより浸透させ、強度をあげる方法を「あじろ綴じ」と言います。無線綴じとあじろ綴じは同じ見た目をしています。

有線綴じ 中綴じ 表紙と中身を重ねて開き、背になる部分を針金で綴じる方法です。
ページ数が少ないフリーペーパーやカタログによく用いられます。

平綴じ 背の端から5mm程度内側の部分を、針金やホチキスでとめる方法です。
上製本
(ハードカバー)有線綴じ 糸綴じ
アジロ綴じなど冊子の中身となる、本文を綴じた束(つか)を作り、束の上に芯となるボール紙に紙やクロスを貼った表紙をかぶせて、製本したもの
記念誌や写真集などによく使われます。

有線綴じと無線綴じ、どんな冊子をつくるのか、目的に合わせた使い分けをご提案いたしますので、お気軽にお問合せください。
▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
▶︎ 中とじで選べる基本仕様について詳しくはこちら●問い合わせ先はこちら↓↓
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 -
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
2015年05月29日
来週からはいよいよ6月ですね。衣更えはもう済みましたか?
オリンピア印刷の橋本です。こんにちは。今回は、製本する時に知っておくと便利な冊子に関わる名称についてご説明します。
本の部位や用紙にまつわる名称などさまざまあります。
今回は見た目の部分に的をしぼってみたいと思います。まずは冊子の表紙にご注目ください。
いろんな冊子を見ていると、おおまかに分けて表紙が厚い冊子と薄い冊子の2タイプがあることが分かります。
こちらの画像をご覧ください。このように、表紙が厚くなっている冊子を 「上製本(じょうせいほん)」といいます。
「ハードカバー」とも言ったりします。まず冊子の中身となる、本文を綴じた束(つか)をつくります。
その後、束の上に芯となるボール紙に紙やクロスを貼った表紙をかぶせて、製本します。
すなわち「本文を綴じる工程」と「表紙をつくる工程」のそれぞれが別にあって、最終段階で合体するという製本方法なのです。
上製本は表紙が丈夫なので、耐久性に優れ、高級感があるのが特長です。続いてこちらです。
このように、表紙が薄いタイプの冊子を「並製本(なみせいほん)」という名称で呼びます。
上製本と違ってやわらかくて端が折れたりします。
ソフトカバーとかペーパーバックと言ったりもします。並製本の綴じ方の中に「無線綴じ」や「あじろ綴じ」「PUR製本」などがあります。
見た目は同じで区別がつきませんが、工程や材料が異なります。表紙は1枚の紙やクロスでできており、 本文の綴じに続いて表紙をくるむという、一貫工程の製本方法です。
書籍でよくみる文庫本や新書などもこの並製本、ソフトカバーのタイプになります。ちなみに・・
「同じ内容の本なのに、ハードカバーと文庫の 両方を出版するのはなぜ?」
と思ったことはありませんか?小説などの書籍が刊行される場合、多くはまずハードカバーで作られ、店頭に並びます。
平積みされているのをよく見かけますよね。表紙が丈夫なハードカバーは長期の保存に向いています。
一方で、手にした時になじみにくく、かさばるので持ち歩きにくいという面もあります。
そこで、ハードカバーで刊行したあとに、より多くの読者へと向けてサイズや値段が手頃なソフトカバー仕様の冊子として文庫版を販売することが多いようです。しっかりした作りのハードカバーと、 よりリーズナブルで手になじむソフトカバー。
両方を出版することは、 どちらを重視する読者にも読んでもらうための それぞれの長所を活かした方法と言えますね。
今回は大まかな名称をご紹介しましたが、 冊子の種類は他にも細かく分かれております。
不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。●問い合わせ先はこちら↓↓
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社 -
知っているようで知らない「紙」の単位
2015年03月24日
3月ももうすぐ終わり。春がもうすぐやってきますね!
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ここ大阪では3月24日に開花、4月1日に満開になるようです。印刷会社でも木にまつわる材料があります。
そう「紙」です。私が印刷会社に入社して間もない頃
「紙」の単位が「kg」だったことを知り
衝撃を受けたことを覚えています。だって紙って厚さがありますよね。
厚さなのになんで重さなのかと不思議で仕方ありませんでした。紙の厚さって1mm以下のものが大多数を占めていますよね。
厚さを測る計測器よりも、重量を量った方が正確だったため、
重量で量るようになったのだろうと推測しています。基本的に「紙」は「重さ」で表現されます。
単位は「坪量」と「連量」があります。「坪量」・・1m2(平方メートル)あたりの紙1枚の重さのこと
g/m2とかgsmとか書かれています。
プリンターメーカー等のスペックを見るとこちらがよく使われています。「連量」・・全紙1000枚あたりの重さ
弊社をはじめ、実際の紙の取引でも使われています。全紙と言われるサイズの基準は、
菊判、四六判、A判、B判、K判、L判とあります。
模造紙くらいの大きさをイメージしてください。紙の種類によって、作っている種類が異なっています。
ある紙は「四六判、A判、菊判」は3種類あるけれど、
ある紙は「四六判」しかない・・
といったことは割と頻繁に起こります。また、それぞれの基準サイズが異なっているため、
同じ厚さでも、表記されている重さが異なるのです。例えば「上質紙」の場合、以下3種類はすべて同じ厚さです。
四六判90kg、A判57.5kg、菊判62.5kgしかも!
用紙の種類が異なれば、
たとえ同じ重さで表記されていても厚さが異なります。「コート紙」にも同じように
四六判90kg、A判57.5kg、菊判62.5kgの紙がありますが、
「上質紙」より薄くなります。コート紙の方が上質紙より密度が濃いため、重くなりやすいんです。
単純に見えて複雑ですね。
冊子印刷のオリンピアでは、
お客様が混乱しないよう「四六判」を基準にすべて単位を連量に統一しております。真似したい冊子の仕様があるので、用紙を調べてほしい。
どんな用紙を使ったらいいのかわからない。
といった場合でも、お気軽にお問い合わせくださいね。●問い合わせ先はこちら↓↓
▶ 続きを読む
・フリーダイヤル:0120―55―8637(「冊子印刷の件」とお伝えください。)
・問い合わせフォームはこちら↓
https://www.sasshi-insatsu.com/p_bookletform/p_asahi_inquiry.php
営業時間:平日9時~19時まで(定休日:土・日・祝)
オリンピア印刷株式会社


























































