スタッフによる冊子作成日誌
冊子印刷のオリンピアスタッフが冊子についての、基本知識からウラ話、日々の出来事をつづっています。

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冊子の作成前に知っておきたい、あんなコツこんなコツ〜もくじ編〜
2015年06月30日
皆さま、こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
会社の近くに靭公園(うつぼ公園)という大きな公園があるのですが、その近くを通りかかりました。
バラもちらほらと残っていて、とてもすてきでした。
靭公園の西側はテニス場もあり、よく大会が開催されているようです。
さて、今回は「もくじ」についての、ちょっとしたコツをお話ししたいと思います。
もくじとは、冊子の内容を掲載されているページ番号とともに羅列したリストのこと。インデックスともいいますね。このもくじについて時々、ご質問をいただくのが「何ページくらいの冊子からもくじが必要ですか?」というものです。
もちろん決まりはないので、何ページであっても自由にもくじをつけていただいて構いません。
ただ印象としては、一桁のページ数の冊子にもくじを載せる例は少ないように思います。
やはり12〜16ページくらいの冊子から、もくじで情報を整理して読み手に伝える必要が出てくるようですね。
「もくじ」という表記も「目次」「コンテンツ」「CONTENTS」「インデックス」「INDEX」などとさまざま。
中には、わざわざ表記せず内容とページ番号だけを羅列する場合も見られます。ちなみに、もくじと似た機能を持つものに「索引」があります。
これは書籍内に出てきた単語を50音順に並べて、掲載ページと一緒に載せた表のことです。内容をあらかじめ伝える役目のもくじが、その性質上、巻頭に載っていることが多いのに対し、「出てきた」単語を網羅する役目の索引は通常、巻末に載っています。
たくさんの専門用語などが登場する冊子であれば、索引を載せることで検索性もアップするので、より親切な冊子になりますね。
最後にもうひとつ豆知識を。
もくじの表記例として前述した「インデックス」は、「見出し」という意味とともに「索引」という意味もあるので、巻末の索引部分に記載されていることもあります。
もくじでも索引でも、どちらでも使える単語なわけですね。たかがもくじ、されどもくじ。
選択肢がたくさんあって迷ってしまいそうですが、冊子の情報量や読みやすさ、お客様ご自身のお好みなどを踏まえて、もくじや索引をつくってみてください。●問い合わせ先はこちら●
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[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編2 カバー ー
2015年06月26日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
街を歩けば、夏のバーゲンのポスターが見られるようになりましたね!
もうすぐ梅雨があけますね。以前のブログでは、冊子の各部分の名称について少しご紹介しました。
▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編1ー
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-part1/今回も引き続きご紹介いたします!
おなじみの上製本(ハードカバー)を見てみましょう。まず、表紙全体が紙でくるまれていますね。
(画像では、分かりやすいように少しはがしていますが…)
これが「カバー」です。
もしくは「ジャケット」とも言います。
これは比較的、よく耳にする名称ではないでしょうか。
紙でなく、ビニール製のカバーを施している冊子もたまにあります。
ビニール製のカバーは手帳などによく見られますね。折り返し部分は「そで」と言いまして、よく、著者の写真やプロフィールなどが掲載されています。
続いてこちら。
冊子の下部、つまり前回お話しした「地」の側ですね。
そこには、さらにもう1枚巻かれてます。
これは「帯」と言います。ベストセラーや新刊などに、「ドラマ化決定!」という告知や 「○○氏、絶賛!」という推薦文などが印刷されているのをよく見ますよね。
帯は後から付け替えやすいので 期間限定の情報を載せるのに適していますし、 最近では、カバーと関連づけたデザインや仕掛けを施して、 帯がかかった状態と帯をめくった状態の 両方楽しめるような装丁の冊子も多く見られます。次は表紙を開いてみましょう。
この左右に貼り付いている紙、 すなわち表紙の内側と、冊子の中身のページとをくっつけている部分を「見返し」と言います。
そしてさらにめくります。
タイトルが載っている部分を「扉」と言います。
ここから、冊子の内容が始まっていく訳ですね!それでは今回はこのへんで…。 カバーや帯、扉のデザイン等もぜひご相談ください!
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冊子印刷オススメの仕様「記念誌編」特別な冊子は豪華パターンで。
2015年06月24日
こんにちは、石橋です。
以前、報告書を作る際によく用いられる紙の組み合わせや、 加工技術をご説明しましたね。
覚えていますか?
▶「スタッフによる冊子作成日誌」報告書・白書
https://www.sasshi-insatsu.com/diary_whitepaper/今回からは記念誌におすすめの仕様をご紹介します。
記念誌とは、文字通り節目や大きな出来事があった時にその記念として制作される書籍。
特別な印刷物ですので「見た目を豪華にしたい!」と思われる方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたい仕様は製本の方法を上製本(ハードカバー)で作り、表面を布張りにすること。
表紙や背文字の入れる会社名や記念誌のタイトルを、箔押しで仕上げれば素敵な記念誌のできあがりです。具体的にご紹介いたします。
まずは上製本(ハードカバー)について。
本文と表紙を別で作り、最後に表紙で包んで張り込むという製本方法で作られた冊子です。
耐久性に優れ、厚めの表紙が特徴です。「もっと詳しく知りたい」という方は下のURLをどうぞ。
▶上製本(ハードカバー)について
https://www.sasshi-insatsu.com/hardcover/#a01b
▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について-製本編-
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding/「布張り」とは、表紙を上質な布で包み、貼付けること。
重厚感があり、格式高い雰囲気の冊子となります。最後に「箔押し」とは、文字や絵柄に熱と圧力を使って 金・銀・色箔を入れる印刷加工のこと。
光沢がとても美しく、高級感がでます。これらを用いることで品格のある素敵な記念誌に仕上げることができますよ。
さらに上製本(ハードカバー)には箱をつけることもできます。
他にももっと「こんな風にしたい」や「ここをもっと詳しく教えて!」という方は、お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。
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[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー部分編1ー
2015年06月19日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
6月もはや半ば。
皆様いかがお過ごしでしょうか。このところ、綴じ方や表紙など、冊子にまつわる名称についてご紹介してきました。
[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー表紙編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-cover/[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー綴じ方編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding2/[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
▶https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding/今回は、ついにと言いますか、今更と言いますか、冊子の各部分についての名称を一挙にご説明いたします!
保存版ですよ。今回は上製本を例にとってみます。
まず、本の上部ですね、ここを「天(てん)」と言います。
上側にあるから天…分かりやすいですね!
冊子の見映えを良くするために、天の部分に金箔などを塗ることもあります。
見たことのある方も多いのではないでしょうか。次に、前回説明した背表紙に接する部分を「ノド」と呼びます。
ページとページをくっつけている部分なので、ノドの付近には余白が取られていることが多いです。
一方、ノドの反対側を「小口(こぐち)」と言います。
辞書などで、目的のページを開きやすいように「あ・か・さ・た・な」とインデックスが書かれている部分ですね。
そして、本の下部。
「上が天ってことは…下は地?」 と思ったあなた!その推理…お見事です! そうです、下部は「地(ち)」と言います。
ではまとめです。
本を開いた状態で見てみましょう。
ページとページをくっつけている奥側を「ノド」、手でページをめくる側を「小口」、上部を「天」、下部を「地」と言います。
他にも数々の名称がありますが、今日のところは基本の4か所についてご説明しました。
続きは次回!お楽しみください!●問い合わせ先はこちら●
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[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について―表紙編―
2015年06月12日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
会社の近くで紫陽花が咲き始めていました。紫陽花は咲きはじめから段々色が変わっていきますよね。
そのことから「七変化」「八仙花」とも呼ばれるそうです。さて本日は名称シリーズ第2弾。
前回、冊子の綴じ方にまつわる様々な名称についてご紹介しました。
今回は、表紙にまつわる名称をご説明したいと思います。…突然ですが、皆さんは「表紙」と聞くと、冊子のどの部分を思い浮かべますか?
例えば、この本の場合。
本を置いて開く時に上に来る部分を、思い浮かべるのではないでしょうか。この部分ですよね。
タイトルが入っていて、平積みにした時に見える、冊子の顔とも言える部分。
単に「表紙」と呼ぶ場合もありますし、 「表(おもて)表紙」とも呼びます。
業界用語で「表1」ということもあります。…なのですが、実は、他にも「表紙」と名のつく部分があるのです。
「表表紙ってことは、裏もある?」
勘のいい方はお気づきかも知れませんね。
「裏(うら)表紙」という名称は、耳にしたことのある方も多いと思います。冊子を平積みにした時に、下になる部分ですね。
表表紙を正面とした場合の、後ろから見た部分。ここが「裏表紙」で「表4」とも言います。
そして忘れちゃいけないこの部分! タイトルがここにも!
前回のブログでも触れた、綴じの部分を「背表紙」と言います。
この背表紙、冊子作りにおいては意外な重要ポイントなんです。
なぜかと言うと… 冊子を本棚に立てて収納すると、表紙が見えず、背表紙だけが見える状態になりますよね。もし背表紙に何も書かれていなかったら?
—そう、タイトルが見えなくて、冊子の内容が分かりにくくなってしまうんです!
ですから、背表紙にもタイトルを入れることはとっても大切。
そのあたりも踏まえて、冊子作成の際にはぜひご相談ください。●問い合わせ先はこちら●
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冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜ヨコ書き編〜
2015年06月09日
最近雨が多いですが、皆さまいかがおすごしでしょうか。
天気予報は見ない私ですが梅雨の時期だけは気になって見ています。
晴れ間に洗濯がしたいオリンピア印刷の橋本です。前回、タテ書きの特徴についてお話ししましたので、今回はその続き。
ヨコ書きの特徴についてお話しします。ちなみにタテ書きは、新聞や小説、国語の教科書の本文のように、見た目に格式を持たせたい場合や、文章をしっかり読ませたい場合に多く使われているってお話でしたね。
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/ではヨコ書きについて。
もともと、タテ書き文化だった日本にヨコ書きが本格的に登場し始めたのは、明治前後のことだそうです。
鎖国が終わって外国の文化が入ってきた時に、ヨコ書きの書籍なんかもたくさん入ってきたんでしょうね。それを考えると、ローマ字やカタカナ語、算用数字はヨコ書きの方が読みやすいといわれるのも、当たり前と言えば当たり前。
どれも欧米から輸入されたものですから。タテ書きの文字に見慣れていた当時の日本人は、左から右ヘと横書きされている文章を見てビックリしたことでしょう。
「どうやって読むんだこれ!」みたいな・・・。その後、ヨコ書きが庶民の間でも一般的になったのは第二次大戦以降といわれています。
そして現在。
具体的にはポスターやチラシ、カタログやリーフレットなどの文章、または、子ども向けの冊子、絵本といった、気軽に読める短文のものによく使われている印象です。
ポスターやチラシのほか、写真点数の多いカタログの文章などもヨコ書きがよく見られます。さらに、確実にヨコ書きが多いのが、今ご覧になっているウェブ媒体!
もともとフランクな内容、短い文章、カタカナ語やローマ字が多い媒体ですし、パソコン画面は視認性(見やすさ)が紙媒体に比べると高くないため、気軽に読めるヨコ書きが適しているのでしょう。
小説もケータイ小説はヨコ書きでしたし、新聞でさえウェブではヨコ書きですからね。
ではこの辺りでヨコ書きの特徴をまとめると、
●ローマ字やカタカナ語、算用数字が読みやすい
●短文が読みやすい
●ウェブ媒体と相性が良いオリンピアの製作事例では、
>> 小冊子・ハンドブック
https://www.sasshi-insatsu.com/handbook/>> テキスト・問題集・教科書・練習帳
https://www.sasshi-insatsu.com/workbook/>> マニュアル・取扱説明書
https://www.sasshi-insatsu.com/manual/>> 絵本
https://www.sasshi-insatsu.com/picturebook/などが挙げられます。
タテ書きの回でもお話ししましたが、もともとタテ書きが多かった会社案内や社史なども、最近ではヨコ書きが増加中。
このまますべての文章がヨコ書きになったらどうしよう!
などとタテ書き派の私はいらぬ心配をしていますが、冊子や書籍を製作される時は、これまでのご説明を参考にして、自由にタテ書きヨコ書きを決めてくださいね。●問い合わせ先はこちら●
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[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称について―綴じ方編―
2015年06月05日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ようやく週末ですね。皆さまいかがおすごしでしょうか。
以前のブログでは、「上製本」と「並製本」の違いについてご紹介しました。
▶[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/その中で、少〜しだけ「綴じ方」についてお話しました。
「無線綴じ」「あじろ綴じ」…など、耳慣れない単語が出てきて、 「え?え?何?」と思われたかもしれません。
そこで今回は「綴じ方」について簡単にお話しします!綴じ方は、大きく分けると2種類。
接着剤を使う「無線綴じ」と、綴じ糸や針金を使う「有線綴じ」があります。まず、無線綴じは背表紙の部分に、接着剤を塗って綴じる方法です。
がっちり綴じられるので、ページ数の多い冊子に使われることが多いです。中でも、背の部分にスリットを入れて、接着剤をより深く浸透させる方法を「あじろ綴じ」と呼びます。
一方、有線綴じは、糸で綴じる「糸かがり(綴じ)」や 針金で綴じる「針金綴じ」があります。
さらに「針金綴じ」には、冊子を折って閉じた状態で 背の部分に上から針金を通す「平綴じ」と、 本を開いた状態で真ん中から針金を通す「中綴じ」があります。
見開きやすく、読みやすいのがメリットです。並製本
(ソフトカバー)無線綴じ 無線綴じ・
あじろ綴じ「無線綴じ」は糸や針金を使わずに、背をホットメルト(接着剤)で綴じる方法です。
最も一般的な綴じ方です。
背にスリットを入れて接着剤をより浸透させ、強度をあげる方法を「あじろ綴じ」と言います。無線綴じとあじろ綴じは同じ見た目をしています。

有線綴じ 中綴じ 表紙と中身を重ねて開き、背になる部分を針金で綴じる方法です。
ページ数が少ないフリーペーパーやカタログによく用いられます。

平綴じ 背の端から5mm程度内側の部分を、針金やホチキスでとめる方法です。
上製本
(ハードカバー)有線綴じ 糸綴じ
アジロ綴じなど冊子の中身となる、本文を綴じた束(つか)を作り、束の上に芯となるボール紙に紙やクロスを貼った表紙をかぶせて、製本したもの
記念誌や写真集などによく使われます。

有線綴じと無線綴じ、どんな冊子をつくるのか、目的に合わせた使い分けをご提案いたしますので、お気軽にお問合せください。
▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
▶︎ 中とじで選べる基本仕様について詳しくはこちら●問い合わせ先はこちら↓↓
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冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
2015年06月01日
こんにちは。オリンピア印刷の橋本です。
ブログを更新してる最中に地震があり、ひやっとしました。
インターネットの画面とにらめっこしながら仕事をしているので、すぐに地震速報を調べました。
どうやら震度1だったようです。
ついつい先延ばしにしてしまいますが、やっぱり備えが第一ですね。ところで、以前のブログで、冊子の「右綴じ」と「左綴じ」の特徴についてご説明しましたが、覚えていらっしゃいますでしょうか。
覚えていない方は、こちらでご確認ください。▶冊子印刷で気になる「右綴じ」と「左綴じ」のヒミツ!?
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/基本的に「右綴じ=タテ書き、左綴じ=ヨコ書き」が適しているって結論でしたが、そうすると、「じゃあタテ書きとヨコ書きにはどんな特徴があるの?」
…って話になりますよね?
そこで、タテ書きとヨコ書きの特徴を2回にわたってご紹介したいと思います。まずは、タテ書きについて。
前回もお話ししましたが、もともと日本語はタテ書きの言語。
これは漢字文化圏の特徴です。一説によると、漢字は天から降ってきたものだから上から下へ書くようになったとも。
当時の人々にとって文字や言葉は、神様から贈られたと考えるほど大切なものだったのでしょうね。
(歴史好きとしては感慨深いお話です!)他にも色々な説があるようですが、事実、日本では伝統的にタテ書きが多く使われてきました。
現在では、新聞や小説、国語の教科書の本文のように、見た目に格式を持たせたい場合や、文章をしっかり読ませたい場合にタテ書きが多く使われているようです。
また、タテ書きで書かれた日本語はヨコ書きのものよりも文字が映え、美しく見えるのだとか。
この辺りでタテ書きの特徴をまとめますと、
●長文が読みやすい
●カッチリした雰囲気になる
●日本語がきれいに見えるオリンピアの製作事例では、
▶記念誌・社史・周年史
https://www.sasshi-insatsu.com/memento/▶俳句集
https://www.sasshi-insatsu.com/haiku/
といったところでしょうか。でもこの特徴や製作事例、あくまでもセオリーであってルールではありません。
実際、社史や会社(学校)案内といった、これまではタテ書が主流だった冊子もヨコ書きで製作されるケースが最近では増えてきています。
きっと、対象読者である社員や高校生たちがヨコ書きに見慣れてきているからでしょうね。ですから、ひとつの基準として参考にしていただければと思います。
では次回、ヨコ書き編に続きます!
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[冊子印刷の豆知識]冊子や本の名称についてー製本編ー
2015年05月29日
来週からはいよいよ6月ですね。衣更えはもう済みましたか?
オリンピア印刷の橋本です。こんにちは。今回は、製本する時に知っておくと便利な冊子に関わる名称についてご説明します。
本の部位や用紙にまつわる名称などさまざまあります。
今回は見た目の部分に的をしぼってみたいと思います。まずは冊子の表紙にご注目ください。
いろんな冊子を見ていると、おおまかに分けて表紙が厚い冊子と薄い冊子の2タイプがあることが分かります。
こちらの画像をご覧ください。このように、表紙が厚くなっている冊子を 「上製本(じょうせいほん)」といいます。
「ハードカバー」とも言ったりします。まず冊子の中身となる、本文を綴じた束(つか)をつくります。
その後、束の上に芯となるボール紙に紙やクロスを貼った表紙をかぶせて、製本します。
すなわち「本文を綴じる工程」と「表紙をつくる工程」のそれぞれが別にあって、最終段階で合体するという製本方法なのです。
上製本は表紙が丈夫なので、耐久性に優れ、高級感があるのが特長です。続いてこちらです。
このように、表紙が薄いタイプの冊子を「並製本(なみせいほん)」という名称で呼びます。
上製本と違ってやわらかくて端が折れたりします。
ソフトカバーとかペーパーバックと言ったりもします。並製本の綴じ方の中に「無線綴じ」や「あじろ綴じ」「PUR製本」などがあります。
見た目は同じで区別がつきませんが、工程や材料が異なります。表紙は1枚の紙やクロスでできており、 本文の綴じに続いて表紙をくるむという、一貫工程の製本方法です。
書籍でよくみる文庫本や新書などもこの並製本、ソフトカバーのタイプになります。ちなみに・・
「同じ内容の本なのに、ハードカバーと文庫の 両方を出版するのはなぜ?」
と思ったことはありませんか?小説などの書籍が刊行される場合、多くはまずハードカバーで作られ、店頭に並びます。
平積みされているのをよく見かけますよね。表紙が丈夫なハードカバーは長期の保存に向いています。
一方で、手にした時になじみにくく、かさばるので持ち歩きにくいという面もあります。
そこで、ハードカバーで刊行したあとに、より多くの読者へと向けてサイズや値段が手頃なソフトカバー仕様の冊子として文庫版を販売することが多いようです。しっかりした作りのハードカバーと、 よりリーズナブルで手になじむソフトカバー。
両方を出版することは、 どちらを重視する読者にも読んでもらうための それぞれの長所を活かした方法と言えますね。
今回は大まかな名称をご紹介しましたが、 冊子の種類は他にも細かく分かれております。
不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。●問い合わせ先はこちら↓↓
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報告書におすすめの表紙や本文、用紙の組み合わせはどれ?
2015年05月27日
オリンピア印刷ではたくさんの会社様から報告書のご依頼をいただいております。
一口に報告書といっても、年次報告書や会計報告書、白書など…さまざまな種類があります。報告書の体裁はどうするべきなのか?表紙は?用紙は?そういった仕様に関するお悩みがあるのではないでしょうか? 原稿を作り終えて、あと、報告書はどのような仕様にするべきなのか、予算はどれくらいかかるのか?
今回は報告書を印刷する際におすすめしている用紙の組み合わせを4パターンを紹介いたします。
⚫︎目次
報告書を作るなら一番ポピュラーな黄金パターンは? 表紙用紙「レザック」本文用紙「上質紙」
リーズナブルパターン:表紙用紙「色上質」本文用紙「上質紙」
カラー印刷をするのにオススメの 『カラフルパターン』
耐久性をアップする方法
自動見積もりはこちら報告書を作るなら一番ポピュラーな黄金パターンは? 表紙用紙「レザック」本文用紙「上質紙」
やはり報告書といえば、表紙用紙「レザック」、本文用紙「上質紙」が王道です。
表紙に使用しているレザックとは、凹凸をつけた厚手の紙のこと。
世間一般ではファンシーペーパーという種類になります。黄金パターンの表紙用紙
レザックとはレザーライクから来ており、革模様が施されているため無地よりも温かみのある印象を与えます。
よく見知ったこのレザックは「レザック66」といいます。
レザックには他にもたくさんの模様の種類の用紙がありますが、いつの間にか「レザック」といえば「レザック66」を指すようになりました。オリンピア印刷ではよく使用する色を厳選しました。
カラーは、ミントやモモなど可愛らしいパステルカラーから、シックな「銀ねず」や「うすねず」まであります。
▶オリンピア印刷でお使いいただけるレザック
https://www.sasshi-insatsu.com/howto_youshi/#cover01黄金パターンの本文用紙
また報告書の本文に使われる上質紙は、ざらっとした手触りで色味はナチュラルホワイト。
丈夫で紙の厚さによって、会社でのコピー用紙や学校関係の資料、ノートやポストカードなど幅広い用途で使われます。
皆さまのオフィスでも、使っているかもしれませんね。
もしあれば、実際に触れて感触を確かめてみてください。
資料請求でもご確認いただくことは可能です。
「こういう紙で報告書をつくるのか」と、冊子のイメージが浮かびやすいかもしれませんよ。
以上、今ご説明したものが報告書の中で、一番ポピュラーな体裁です。手頃な金額で抑えたいリーズナブルパターン。表紙用紙「色上質」本文用紙「上質紙」
黄金パターンよりも手頃な金額で抑えたいといった方のために『リーズナブルパターン』をご紹介します。
具体的にどんな仕様かというと黄金パターンの表紙に使われていた「レザック」を「色上質」に変更します。 たったこれだけです。
リーズナブルパターンの表紙用紙は色上質
色上質って何かって?
それは色付き上質紙のことです。 (厳密に言うと模造紙の部類なんですが。)皆さまがよく目にする上質紙を着色しているものだとお考えください。
なので手触りは、上質紙と同じでつるっとしています。冊子印刷のオリンピアの色上質は33種類の中からよく使われる色を厳選しました。
▶オリンピア印刷でお使いいただける色上質
https://www.sasshi-insatsu.com/howto_youshi/#cover02上質紙は、言わずもがな、報告書の定番の本文用紙ですよね。
もちろん、色上質よりもレザックの方が、重厚感や華やかさはあります。 しかし色上質も長年愛されてきた紙で、優しいパステルの色合が、企業の報告書にはぴったりです。
なので「表紙を色上質にしたら、ペラペラな冊子になってしまった!」 …なぁんて事態にはなりませんのでご安心を。 (厚みの選択にはご注意ください。)「コストダウンをしたい!」とお考えのお客さまは ぜひお気軽にお問い合わせ&ご相談くださいね。
カラー印刷をするのにオススメの 『カラフルパターン』
具体的な仕様は、表紙用紙をやや厚めの『コート紙』に変更し、本文用紙はお馴染みの『上質紙』という組み合わせ。
カラフルパターンの表紙はコート紙
コート紙とは、上質紙の両面をコート剤・白土(クレー)で コーティングしたものです。
一般的な商業印刷にもよく使われており、表面には光沢がありツルツル。 カラー印刷がとても綺麗にできます。オリンピア印刷で冊子をご注文いただく場合、表紙のデザインもお選びいただけますのでオリジナル度も上がります。
光沢がありツルツルしているコート紙にPP加工を施せば、さらにツルツルになり発色度もアップします。
またカラー印刷がきれいに印刷できる用紙にはマットコート紙もあります。 こちらも上質紙の両面をコート剤でコーティングしたものですが、コート紙と違って、つるつるというよりもマットな感じに仕上がります。
レザックや色上質にもそれぞれ味わいがありますが、報告書の表紙にカラーを使いたいと考える方には 「カラフルパターン」がオススメです。▶選べる表紙デザイン
https://www.sasshi-insatsu.com/coverdesign/耐久性をアップする加工方法
報告書の耐久性をアップする方法をご案内いたします。
表紙に特殊なフィルムを貼り付けるPP加工という方法です。
印刷した表紙の上から接着剤を塗布し、ポリプロピレン…略称『PP』というフィルムと表紙を圧着させます。
このPP加工することで、表面が保護されインクのはがれを防ぎ、長期保存が可能に。
見た目も紙印刷だけよりも光沢感が上がり発色も良く、そして丈夫! そんな三拍子のそろった素敵な報告書となります。コート紙やマットコート紙以外にもレザックや色上質などにも加工できます。
ただ報告書の耐久性をあげたいが、光沢のない仕上がりを希望する方もいらっしゃるかと思います。
そんな方には、光沢のない仕上がりになる 「マットPP加工」がオススメ!
「光沢がないと地味になるのでは?」と思われがちですが、落ち着きと高級感のある見た目になりますのでご安心ください。気になる費用は自動見積もりで算出できます。
気になる費用については、弊社自動見積りで算出してみてください。
冊子の印刷製本は、1冊、1ページ単位で金額が変わってしまいます。
ぜひご自身の作りたい冊子でお見積りを。▶自動見積り
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