スタッフによる冊子作成日誌
綴じ方
冊子の綴じ方について事例を元に説明いたします。
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オリンピアに寄せられた質問に回答します!【右綴じ、左綴じの違いについて】
2018年05月16日
冊子作成日誌綴じ方こんにちは、オリンピアです。
今回ご紹介する、お客様からの質問は「右綴じ、左綴じの違いについて」です。
言葉で説明する前に「右綴じ」と「左綴じ」がどういう冊子かを見てみましょう。
どうして冊子を右で綴じる場合と左で綴じる場合があるのか。
その理由は、本文の書かれている方向が大きく関係しています。基本、本文が縦書きなら右綴じ、本文が横書きなら左綴じにします。
これは文章を目で追う流れが途切れにくく、読みやすいからです。実際にどのように読みやすいのか体感していただきましょう。
下の画像をご覧ください。ただ縦書きなら右綴じ、横書きなら左綴じにしないといけない…
というわけでは決してありません。一番大切なのは、お客様が「こうしたい!」と思い、ご納得されて冊子をつくること。
我々スタッフは、お客様の希望通りの冊子をつくるお手伝いをさせていただきたいと思っております。
何か不明なこと、困ったことがあればお気軽にお尋ねくださいね。
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(2営業日以内に回答します)
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オリンピア印刷のお客様相談室 【ハードカバーとソフトカバーのメリット&デメリット】
2016年09月06日
冊子作成日誌製本綴じ方仕様お客様相談室皆さま、こんにちは。オリンピア印刷の石橋です。
9月でもまだまだ暑い日が続きますね。本日のブログです。
お客様の問い合わせにお答えする【オリンピア印刷のお客様相談室の第三弾】今回は下記のお問い合わせをご紹介します。「自作した小説を冊子にしたいと考えています。
そこでハードカバーとソフトカバー、どちらの製本方法が小説をつくるのに適しますか?」お問い合わせ、ありがとうございます。
こうした質問はよくいただくのですが、一概に「こちらが適しています!」とはお答えはできません。
理由はお客様の好みやご予算などによって最適な方法が変わってくるから…。そこで今回は、ハードカバーとソフトカバーの特徴や違いについてご説明させていただきます。
まずハードカバーとは上製本ともいい、冊子の中身となる本文をしっかりと糸で綴じて束にし、それを厚めの表紙で包む製本方法のことです。
この時、表紙を本文の束より一回り大きく作ることで中身を保護するという目的があります。
また表紙を上質な紙や布で作れば、重厚感のある仕上がりに。
ただこの仕様はコストがかかるので、予算に余裕のある方向けの仕様と言えるでしょう。小説の最新刊などによく見られる仕様ですね。
一方、ソフトカバーとは、一般的に接着剤を使用して中身と表紙を接着さてから仕上げ断ちをした製本方法のこと。
弊社のサービスでは無線綴じ(くるみ製本)が該当します。上製本(ハードカバー)に比べ工程・資材が簡略化されているため、加工時間やコストを抑えることができ、柔らかい表紙は手に馴染むという特長があります。
その反面、上製本(ハードカバー)より強度が高くないのでは長期保存に不向きでもあります。小説の文庫版やパンフレットによく見られる仕様です。
以上がハードカバーとソフトカバーの大まかな特徴と違いになります。
皆さまは、どちらの製本方法が希望に合っていましたか?「どちらか迷ってしまう!」という人はお気軽に弊社までご相談ください。
思い描いている冊子にぴったりのご提案をさせていただきます。▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
▶︎ 上製本(ハードカバー)で選べる基本仕様●問い合わせ先はこちら●
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ホームページ上でオリンピア印刷工場見学【第四回目】
2016年08月16日
冊子作成日誌綴じ方豆知識背表紙工場見学皆さま、こんにちは。オリンピア印刷の石橋です。
今日がお盆休み明けの方も多いのではないでしょうか。
みなさん、お盆休みは何をされましたか?
私は町内会の夏祭りのお手伝いをしました!
金魚すくいにヨーヨー釣り、素朴な手作り感満載のお祭りなんですが、子どもたちが喜んで金魚をすくって、ヨーヨー釣りをしてくれている姿をみてるのがほのぼのとして楽しかったです。
何回も「あと1回だけ!」ってお母さんにせがんで「もうやめなさい!」って言われている子や、1個めのポイで延々と金魚をすくっているちょっと年上のお姉ちゃんなど、いろんな子どもたちがいましたよ。
ところで、金魚すくいのすくう道具のこと「ポイ」っていうの知ってました?
私、このとき初めて知ったのですが、ご存じの方も多くて内心びっくりしてたんです。
名前があること自体知らなかった、、、では、本日の本題
ホームページ上でオリンピア印刷工場見学【第四回目】今回は「自動無線綴じ機」をご紹介します。
では、早速ですが下の画像をご覧ください。
これが「自動無線綴じ機 BQ-270V」です。
自動無線綴じ機の幅229.5cm奥行き86cm高さ154.5cm。
製本作業中のもの。
名前の「無線綴じ」という言葉に聞き覚えはありませんか?
以前にもブログで紹介したことのある無線綴じとは、冊子を糸や針金を使わず接着剤(のり)でとめる製本方法です。
綴じている部分を背といいます。背の部分に、冊子のタイトルを入れることが多々あります。
無線綴じについて、もっと詳しく知りたい方は下記のページをご覧ください。
『ちょこっと印刷話【デザイナーが考える、無線綴じと中綴じの違いとは?】』『無線綴じ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら』
さて次は「自動無線綴じ機 BQ-270V」の性能についてお話しましょう。
「自動無線綴じ機 BQ-270V」は、最高速度で1時間に500冊の製本することができる製本機。
製本できる分厚さは最大で5cmです。
さて、厚さ5mとはどのくらの分厚さなのか実際の冊子を使って見てみましょう。厚さ5cmはページ数でいうと約1,000ページ。かなり分厚い冊子です。
ブログを読まれている中には「厚みが5cm(約1,000ページ)もある冊子が身の回りになくて実感がわきにくい」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、お手持ちのICカードの短い辺をご覧ください。
ICカードの短い辺は大体5cm。冊子の厚さのイメージを掴みたい方は参考にしてみてくださいね。
ここまでお話して「自動無線綴じ機 BQ-270V」が厚さ数mmから5cm(約1,000ページ)までの幅広い冊子を製本できるということは伝わったかと思います。
ただ「個人でも厚さ5cm(約1,000ページ)の冊子を製作してくれるのだろうか」や「大ロットでないと冊子製作の注文を受けてもらえないのではないだろうか」など…
さまざまな不安や疑問を抱えておられる方が、いらっしゃるのではないでしょうか。しかし、何の心配もいりません。
オリンピア印刷では、企業さまはもちろん、個人のお客様も大歓迎です。
印刷部数が小ロットでも関係ございません。
ご注文いただいた冊子は、すべて心を込めて製作いたします。ただご注文いただく際に注意点が1つございます!
自動見積りでは638ページまでしか製本のページ数を選択できません。
それ以上のページ数の冊子をお作りになりたい方はお電話にてご相談くださいませ。お問い合わせ、お待ちしております。
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ちょこっと印刷話【2穴編】デザイナーが教える「ファイルで整理することが多い方へオススメです」 2穴/4穴編
2016年03月14日
冊子作成日誌製本綴じ方仕様報告書・白書ちょこっと印刷話デザイナーの梅田です。
今回は、「2穴/4穴」についてお話しします。
こちらは、そのままの意味で、「冊子に穴をあける」というオプションです。
もちろん、用途は「ファイルに収納したい」からです。例えば、ひと月に1度のペースで発行する冊子や、 何冊かのカタログをファイルにまとめてお客さまにお渡しする場合など、 先に穴があいていると、とても便利です。
(そもそも、厚みのある冊子に穴をあけられるパンチを探すのも大変です・・・)この冊子を制作する際にご注意頂きたいのは、もちろん「穴があく」こと。
そのため、『ノド』から20mm幅・天地中心100mm程度は 穴があくスペースとして、取っておいてください。
写真の重要な箇所に穴・・・文字の一部に穴・・・なんていう残念なことになりかねませんので。ちなみに、オリンピアでは、リングファイル・パイプ式ファイルにセットする、 『ファイリング作業』にも対応しておりますので、併せてご利用くださいませ。
ご注文される前にお悩みになった場合は、ページ数や部数、ご予算を含めて、オリンピア印刷のスタッフが丁寧に承りますので、お電話かメールでお気軽にご相談ください。
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ちょこっと印刷話【上製本編】「『上製本(ハードカバー)はこだわり屋さんのプレゼントに最適です』と言いたい」
2016年03月12日
冊子作成日誌綴じ方仕様記念誌写真集絵本ちょこっと印刷話こんにちは、デザイナーの梅田です。
今回は、「上製本(ハードカバー)」についてお話しします。
「上製本」とは、「無線綴じ」の表紙を硬い紙にした製本のことで、 一般的に「ハードカバー」(こちらのほうが分かりやすいですね)といいます。
必然的に重厚感が出ますので、高級感が演出できます。
もちろん、耐久性に優れているので、長く残しておきたい冊子、卒業アルバムや社史などの記念誌にもってこいですし、もちろん小説にもオススメです!
余談ですが、建設工事完了後に施主様にご提出する「成果品」(※工事内容の詳細報告書)に使用されるのが、この製本方法で、「布貼り上製本」「黒レザー上製本」にタイトル文字を「金箔押し」で印刷します。(「金文字上製本」と呼ばれることもしばしば)
他にも契約書・報告書・論文製本等にもよく見かけることがあります。
選ぶ理由として、重厚感や高級感よりも耐久性に優れていることが重要だそう。
数十年間、倉庫や本棚に放置ということも多いそうです。※諸説あります。さて。
せっかく「上製本」で印刷するならば『こだわり』たいのが人のサガです。
※もちろん個人差はあります。そこで、個人的に表紙でオススメのオプションを2つご紹介します。
1つ目は「PP貼り」。
カタログや書籍によく使用されていますが、 フィルムを圧着させる加工のことで光沢感のあるもののことです。
表紙がカラー印刷で写真やイラストを使用している場合にオススメです。2つ目は「カバー」です。
こちらは『言わずと知れた』、というものですが、 これがあるとないとでは、本の表情が全然違います!小説や絵本やイラスト集などにはぜひともご使用ください。ようやく本ブログのタイトル説明なのですが、 表紙にこだわるということは内容にもこだわったという証しでもあり、 そこまで表紙にこだわった本・冊子は可愛いものです。
ぜひ、刷り上がった本を近しい方にプレゼントしてみてください。 もしくは、プレゼントを目的とした本をぜひ作ってみてください。 素敵な記念の本になること間違いなし、と、私個人は考えています。 (・・・賛同者を求めています。・・・ぜひ。)自主制作での場合、コストがかかり過ぎるかもと心配もあると思いますが、オリンピア印刷では一冊からのご注文を承っていますので、 お気軽にお問い合わせください。
ご注文される前にお悩みになった場合は、ページ数や部数、ご予算を含めて、オリンピア印刷のスタッフが丁寧に承りますので、お電話かメールでお気軽にご相談ください。
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ちょこっと印刷話【デザイナーが考える、無線綴じと中綴じの違いとは?】
2016年03月07日
冊子作成日誌綴じ方仕様ちょこっと印刷話デザイナーの梅田です。
日増しに春めいてくる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?今回は、「製本方法」についてお話しします。
製本方法を調べると、よく「中綴じ」・「無線綴じ」という言葉が出てきます。「中綴じ」→冊子の背を2点ホッチキス(針金)で留める方法
「無線綴じ」→接着剤(糊)で固める方法のことです。
»中綴じで選べる基本仕様について詳しくはこちら
»無線綴じ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちらどちらを選ぶかは、ページ数によります。(オリンピアでは中綴じは64頁まで)
私個人の感覚では「中綴じ」はお手軽な感じがするので、
フリーの情報誌やテスト(・・・結果は思い出したくもないですが)、ノートなど、長期保存を目的としない冊子に向いているのでは、と思います。また、開きが良いので書き込み作業にもってこいです!
(・・・「テスト押し」というワケではありません)対して、「無線綴じ」は必然的に「背表紙」が出来ますので、 デザイン箇所が1面増えます!
(本好きは皆、背表紙も好きだと思っています!)背表紙があると、本棚に立てたままでも何の冊子か解りやすくなります。
例えば、何冊かにまたがる冊子や毎年増えて行く冊子は管理がしやすいので、製品カタログやマニュアル、報告書、もちろん、小説や俳句集など、長期の保存をするものにオススメの製本方法です。★「背表紙」はページ数と使用する紙の重さで幅が変りますので、印刷する際にお問い合わせください。
ご注文される前にお悩みになった場合は、ページ数や部数、ご予算を含めて、オリンピア印刷のスタッフが丁寧に承りますので、お電話かメールでお気軽にご相談ください。
▶ 無線とじ(くるみ製本)で選べる基本仕様について詳しくはこちら
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無料資料を活用しよう〜プロジェクトO〜
2016年02月12日
冊子作成日誌用紙綴じ方プロジェクトO(オリンピア)皆さん、こんにちは。オリンピア印刷新人の藤原です。
これまで、俳句集を作るにあたっての過程をオリンピアの公式サイトを中心としていろいろとご紹介してきましたが、今回は、公式サイトに加えて、冊子作成のイロハをさらに網羅できるあるものについてお話しいたします。
前回までは数回に分けて、表紙用紙の選択についてお話ししました。
その際、オリンピアで無料発送している「表紙用紙色見本帳」についてもご紹介しました。
バナーをクリックし、お届け先を入力していただくだけで無料発送しますのでご活用ください…とお伝えしましたが、 実は、表紙用紙色見本帳には、冊子作成の強いパートナーとなる一冊…そう、 「冊子づくりの手びき」というご案内もセットでついてくるのです!こちらはA4サイズの冊子でして、 主に作られている冊子の一覧、冊子の仕様説明、用紙の種類紹介、よくあるQ&A…などなど、 冊子作りの基本事項が写真つきで掲載されています。
さしずめ、公式サイトにあります内容を、シンプルかつ分かりやすく凝縮した一冊と言いましょうか。
こんな便利な手びきが自宅にいながら無料で手に入るなんて、 かゆいところまで手が届きますね〜、さすがオリンピア!(またしても自画自賛)
しかもこの手びきは、冊子ならではのメリットがあるのです。それは…ドゥルルルル…(ドラムロール)、
ダン!
なんと、本文用紙の紙見本も兼ねているのです!(ジャーン!)
前回ご紹介した「表紙用紙色見本帳」は、その名の通り、 表紙に使われる用紙を見て触れてセレクトできるというものでしたね。
同様に、この手びきには「紙見本」というページが設けられています。 どのようなページか、というと、このようになっています。このように見比べてみると、それぞれの用紙の違いがお分かりいただけるでしょうか?
各ページにカラーやモノクロの画像、明朝体やゴシック体の文字が掲載されているので、 実際の印刷イメージが一目で分かる上、比較検討もバッチリ!
もちろん現物の用紙なので、手触りもしっかりチェックできます。
文字中心か写真中心か、ツヤにこだわるか…などなど、 目的に沿った用紙をお選びいただけることでしょう。とっても役立つこちらの「冊子づくりの手びき」は、 「表紙用紙色見本帳」とセットで、お申し込みから2営業日以内に発送いたします。
冊子作りの疑問や不安もしっかりサポートしますので、 ぜひお気軽にご請求くださいね!▶資料請求はこちらから
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冊子印刷をする際に知っておきたい「冊子の縦型と横型の違いについて」
2015年07月23日
冊子作成日誌綴じ方豆知識皆さん、こんにちは!オリンピアの石橋です。 梅雨はあけたものの雨続きの関西からお届けします。
前回、縦型冊子についてお話をしました。 詳しくはこちらをごらんください。
▶冊子印刷をする際に知っておきたい「冊子の縦型と横型の違いについて」 https://www.sasshi-insatsu.com/diary/knowledge_portraitstyle/
今回は、横型冊子についてお話したいと思います。
横型冊子とは、紙面が横に長い書籍のことです。
そのためワイドな構成の写真集や絵本をつくる時におすすめです。ワイドな構成って一体どんなもの?と思われた方。
下の写真をごらんください。この2つは同じ大きさの縦と横の紙に、町並みのイラストを掲載できる限界まで拡大したものです。
写真の印象が大分ちがいますよね。
横型の方がダイナミックな印象を受けませんか?
理由は、イラストのパノラマ感を残したまま掲載できるからです。広大な原っぱ、果てのない水平線……
そんな息を飲むような力強い写真やイラストをそのまま活かしたい場合は横長が良いということですね。では縦型冊子は、写真を掲載するのに向かないのかといえば、そうではありません。
縦長の写真やイラストを掲載するのにおすすめです。
理由は、人の視覚は横長にできているので 縦に長いものを見る場合には 目線を下へ下へとずらしていかないといけないから。
そうすることで、内容を無意識にじっくりと見たり、実物の写真やイラストよりも長く感じたりするからです。つまり、写真の良さを活かした冊子をつくりたい場合は、縦長のものは縦型、横長のものは横型が良いということですね。
(そんなの当たり前でしょ!という突っ込みが聞こえてきそうです……)冊子づくりを考えられている方は、型によって掲載する図形や写真、イラストの印象も変わることを頭に入れて縦型や横型をお選びいただけたらと思います。
ブログ内容への疑問や質問、それ以外にも見積りやご相談など、困ったことがあればお気軽にスタッフまでご連絡くださいませ。
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冊子印刷をする際に知っておきたい「冊子の縦型と横型の違いについて
2015年07月17日
冊子作成日誌綴じ方豆知識皆さん、こんにちは!オリンピアの石橋です。
台風11号は通りすぎ日本海に抜けたとのことですが、大阪では雨が降りしきっています。今回から冊子の縦型と横型の違いについて、2回に渡ってご説明したいと思います。
ではまず、縦型について。
縦型の定義は「長い辺で綴じられた冊子」ということです。それだけだと、ちょっと分かりにくいと思いますので下の写真をごらんください。
ブルーの冊子は左側の長辺が、ホワイトの冊子は右側の長辺が綴じられていますよね?
だから「縦型」の冊子なのです。縦型の冊子は、もともと縦書きが主流だった日本語の文章を掲載するのに適しているといわれています。
とはいえ、今では横書きの縦型冊子も多くあります。その理由は、以前のブログでもご紹介しましたが、「右綴じ」の場合は本文を縦書き、
「左綴じ」の場合は横書きが見やすいから。そのため、縦型の冊子であっても左綴じであれば、横書きの文章を掲載することが多々あるのです。
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding2/
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜ヨコ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/diary/name-bookbinding3/では、横型はどんな冊子をつくるのに向いているのでしょうか。
……気になりますね! しかし、残念ながら今回のブログはここまで!
気になる横型の詳細は次回のブログにてご説明いたします!「こんな冊子をつくりたいけどできるかしら」とお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜ヨコ書き編〜
2015年06月09日
冊子作成日誌綴じ方タテ書き・ヨコ書き最近雨が多いですが、皆さまいかがおすごしでしょうか。
天気予報は見ない私ですが梅雨の時期だけは気になって見ています。
晴れ間に洗濯がしたいオリンピア印刷の橋本です。前回、タテ書きの特徴についてお話ししましたので、今回はその続き。
ヨコ書きの特徴についてお話しします。ちなみにタテ書きは、新聞や小説、国語の教科書の本文のように、見た目に格式を持たせたい場合や、文章をしっかり読ませたい場合に多く使われているってお話でしたね。
▶冊子の「タテ書き」と「ヨコ書き」の特徴〜タテ書き編〜
https://www.sasshi-insatsu.com/ではヨコ書きについて。
もともと、タテ書き文化だった日本にヨコ書きが本格的に登場し始めたのは、明治前後のことだそうです。
鎖国が終わって外国の文化が入ってきた時に、ヨコ書きの書籍なんかもたくさん入ってきたんでしょうね。それを考えると、ローマ字やカタカナ語、算用数字はヨコ書きの方が読みやすいといわれるのも、当たり前と言えば当たり前。
どれも欧米から輸入されたものですから。タテ書きの文字に見慣れていた当時の日本人は、左から右ヘと横書きされている文章を見てビックリしたことでしょう。
「どうやって読むんだこれ!」みたいな・・・。その後、ヨコ書きが庶民の間でも一般的になったのは第二次大戦以降といわれています。
そして現在。
具体的にはポスターやチラシ、カタログやリーフレットなどの文章、または、子ども向けの冊子、絵本といった、気軽に読める短文のものによく使われている印象です。
ポスターやチラシのほか、写真点数の多いカタログの文章などもヨコ書きがよく見られます。さらに、確実にヨコ書きが多いのが、今ご覧になっているウェブ媒体!
もともとフランクな内容、短い文章、カタカナ語やローマ字が多い媒体ですし、パソコン画面は視認性(見やすさ)が紙媒体に比べると高くないため、気軽に読めるヨコ書きが適しているのでしょう。
小説もケータイ小説はヨコ書きでしたし、新聞でさえウェブではヨコ書きですからね。
ではこの辺りでヨコ書きの特徴をまとめると、
●ローマ字やカタカナ語、算用数字が読みやすい
●短文が読みやすい
●ウェブ媒体と相性が良いオリンピアの製作事例では、
>> 小冊子・ハンドブック
https://www.sasshi-insatsu.com/handbook/>> テキスト・問題集・教科書・練習帳
https://www.sasshi-insatsu.com/workbook/>> マニュアル・取扱説明書
https://www.sasshi-insatsu.com/manual/>> 絵本
https://www.sasshi-insatsu.com/picturebook/などが挙げられます。
タテ書きの回でもお話ししましたが、もともとタテ書きが多かった会社案内や社史なども、最近ではヨコ書きが増加中。
このまますべての文章がヨコ書きになったらどうしよう!
などとタテ書き派の私はいらぬ心配をしていますが、冊子や書籍を製作される時は、これまでのご説明を参考にして、自由にタテ書きヨコ書きを決めてくださいね。●問い合わせ先はこちら●
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